▼フォトグラフサクラ第23回写真展=21~24、津センターパレス地下市民オープンステージ
▼橋本とも子展=~17、三重画廊
▼森千明(彫金アクセサリー)&池上京子(ウエア)・永井陽子(バッグ)展=20~26、ギャラリー集
▼長谷川實油彩画展=~29、百五銀行一志支店
▼錦かよ子 音の個展~音楽が生まれる瞬間~=17、県総文大ホール
▼津岳風会「平成29年度吟詠発表会」=17、県総文多目的ホール
▼ダンス仲間が集うダンスパーティ=17、県総文第2ギャラリー
▼皇學館DAY「皇學館高等学校吹奏楽部・第10回定期演奏会」=18、県総文大ホール
▼前進座公演「柳橋物語」=20、県総文中ホール
▼歌と踊りの祭典=17、農業屋コミュニティ文化センター
▼ふるさとコンサート=18、農業屋コミュニティ文化センター
▼集まれ!80歳以上 21世紀への翔展=14~18、岩田川久画廊
▼やなせグループ洋画小品展=20~24、三重画廊

「ヒトハコ古本市」のイメージ

「ヒトハコ古本市」のイメージ

11月11日・18日に津市大門大通り商店街アーケード内で、食べ歩き・飲み歩きを楽しめる恒例イベント「第4回津ぅのドまんなかバル」(主催=同実行委員会)が開催される。
同実行委では、このバルで今回、初実施する「津ぅのドまんなかブックテラス」の一環として、「ヒトハコ古本市&雑貨市」を開く。11月18日の出店者を募集中。
同バルは、津市の中心地でありながら空洞化が進む大門の活性化に繋げるため催され、好評を得ている。一方、昨年までの開催時、お酒を提供する店が少ない昼間などは、集客に苦戦した。
そこで、より一層の賑わいを目指し、「ヒトハコ古本市」を、05年から東京で行われている「不忍ブックストリートの一箱古本市」を参考に企画。
これは、ダンボールなどの一箱に入った本から、店主の個性や趣味が垣間見える新しいスタイルの古本市で、実行委員長で市職員の増田芳則さん(37)は、「ぜひ、自分の好きな本で一日本屋さんになってみてください」と呼びかけている。
▼出店時間=11月18日12時~17時。最大20時まで延長可能。
▼出店料=1000円。同バルのエントリーチケット(前売500円・当日600円)2枚付き。
▼出店内容=「ヒトハコ」を使い、本または、雑貨(文房具など、本に関するものを1点含めること)を販売する。
大きさ、形など「ヒトハコ」の概念は出店者の想像力に任せる。
▼出店申込書を津センパレ地下1階の市民活動センター、四天王会館2階のカラスブックスなどで配布中。申込みの第2次締切りは10月15日。
イベントの詳細はFB・インスタグラム(「津ぅのドまんなかバル」で検索)で。
問い合わせは増田さん☎090・7955・6787。

 

8月31日、終点の岩田橋北交差点よりスタート

8月31日、終点の岩田橋北交差点よりスタート

8月31日、終点の岩田橋北交差点よりスタート

8月31日、終点の岩田橋北交差点よりスタート

「この道はどこまで続いているのだろう…」。幼き日、きっと誰もが一度は抱いたことのある想い。しかし、それは大人へと成長していく過程でいつの間にか忘れ去られ日々の生活の中に埋もれがちな想いでもある。かくいう私自身もそうであったるように…。
子供の頃からという訳ではないが、私がこの仕事を始めて以降、そんな思いを抱き続けているのが国道163号。この道路について簡単に説明すると、大阪市北区の梅田新道交差点から津市丸之内の岩田橋北交差点を結び全長は118・5㎞。津市から上野市にかけての区間は、津藩の拠点であった津城と上野城を結ぶ官道として整備された伊賀街道をルーツとしている。この区間は、県道津上野線が平成5年に国道に格上げ認定されたもので、国道と呼ばれてからは比較的歴史が浅い。日常的に津市中心市街地から美里町や榊原温泉方面や、伊賀方面へ向う幹線道路として日々多くの人が利用をしている。
20周年記念企画と銘打ち、この道を徒歩で津市の終点から大阪市の始点まで遡る旅を試みようと思った原点は、13年前に入社した間もなくの頃にある。鈴鹿市で生まれ育った私は、文字通りこの辺りの地理について右も左も分からない状態だったため、現在の森昌哉社長(当時報道部長)に同乗してもらい、旧町村の役場周りをした。ナビゲーションを受けながら旧芸濃町から、グリーンロードを通り、旧安濃町、旧美里村と役場を辿り終わり、旧津市内へと戻ろうとする時に走ったのが国道163号との出会いだ。緊張から解放された安堵感もあって、豊かな新緑に彩られた山里の風景が今も脳裏に焼き付いて離れない。この時は、この道がどこからどこへ続くのかなんて考える余裕すら無かった。
国道163号は同じく津市内を走る国道23号や国道165号と比べると道幅も狭く、沿道に商業施設なども少ないため、地味な存在といえるかもしれない。しかし、最初の出会いから、幾度も走る度に私の心を捉えて離さない魅力を感じていた。それが何なのか分からないが、幼き日に抱いたあの気持ちに似たものであることは確かだ。そこで会社自身の大きな節目の年に、私自身の想いの源を確かめる機会として、この道を自分の足で余すことなく踏みしめるという企画に至ったというわけだ。
旅路の風景を綴る前にこの旅のルールを簡単にまとめておこう。①事前の現地下調べなしの一人旅②交通に支障がない限り徒歩で終点から始点まで現道約106㎞を踏破する③体力と時間を考慮し、一度で歩き切るのは難しいので行程を5~6回に分割④前回の中断地点までは公共の交通機関で戻り再開。これ以外には特に大きな制約を設けない気楽な旅にしたいと思う。
さて、これからどのような風景や人々に出会うのだろう。見慣れたはずの道に、不思議な高揚感を感じながら8月31日、岩田橋北交差点の終点より旅が始まった。(本紙報道部長・麻生純矢)

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