講演する浅田会長

講演する浅田会長

中央大学卒業生らで作る「平成29年度・中央大学学員会白門三重支部総会」が9日、津都ホテルで開かれ、多くの学員らが出席した。
年次総会前に行われた特別講演会では、井村屋グループ㈱代表取締役会長の浅田剛夫氏(昭和17年生まれ。同大学経済学部卒)が「井村屋の独創性と多様性」の演題で講演した。
井村屋は明治29年創業で、今年120年、法人設立後70年を迎える。2010年にはホールディングカンパニー制度になるなど食に関する多様な事業を国内外で展開し成長してきた経緯がある。
浅田氏は、「挑戦の歴史は失敗の歴史でもある。失敗を恐れずに事業を多様性をもって展開することでリスクを軽減できる。海外事業への進出も当社の多様性の一環で、グループ全体の成長に繋がっている。そのためにも、早期から経営者育成に力を入れてきた」とし、原理原則を押えつつも流行(変化)に対応しながら事業を成功に導いた同社の取り組みを紹介した。