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中部圏社会経済研究所など主催の「中部まちづくりパートナーシップ大賞」の最終審査が先月、愛知で開催。子供の健全育成や交通安全推進に企業と協働で取り組む「NPO法人どんぐりの会」=津市高茶屋、木﨑芙美理事長(37)=が見事、グランプリを受賞した。
木﨑さんはシングルマザーとして働き、悩みを経験し、同じように仕事と子育ての両立を目指す人を応援したいと4年前、同法人を設立。広域対応型学童保育を運営すると共に、地元企業からスポンサーを募り、飛び出し注意を喚起する看板を市内の通園通学路に設置。看板事業の黒字分を学童運営に充てている。
活動には苦労もあるが、学童利用者の母親から「私、今の仕事を続けられて本当に良かった」と聞き、やりがいを強く感じたという。今回受賞して関係者に厚く感謝し「働くお父さん、お母さんのためにやっていることが報われたかなと思う」と喜びを話した。
なお学童は来春、近くに移転。ニーズに応えて定員を増員し、乳幼児の保育事業・病児サポート事業を開始する。そして木﨑さんの将来的な目標は学童・保育所・病児保育・習い事の教室がある保育の複合施設を市内各地に設置し、既存の保育施設と連携し運営すること。多種の施設を集約することで送迎する保護者の時間的負担を減らし、働く機会を増やすのが目的。また市の保育サービス向上・魅力あるまちづくりへの貢献も目指す。
2017年12月14日 AM 4:56