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津新町通りの中部電力㈱三重支店前、国道163号沿いに今月1日、市民が思い思いの絵を描いた1・5ℓのペットボトル300本を使い、虹をモチーフに制作されたイルミネーションが登場。3月31日まで(予定)の毎日18時~24時に点灯している。
主催は、津市の事業である「商店街にぎわい創出活動支援業務」で約1年前に発足した「津新町サロン」。共催は津新町通り商店街振興組合。
同サロンでは、同商店街店主などが津新町通りを「おしゃれで綺麗な通り」にしようと活動。ハード面の取組みの第一歩として、「インスタ映え」する光のスポットを目指しイルミネーションを初実施した。材料のペットボトルに、先月の津新町フェスタで来場者に絵を描いてもらい、虹の七色の色水を入れてLEDで照らしている。
初日の1日には点灯式が行われ前葉市長らが出席。また歌や演奏が披露され、虹色に輝く光の演出を一層盛り上げた。同サロンメンバーの山鹿守弘さんは「商店街が全国的に衰退する中、一つの光になれば」と話した。
2017年12月7日 AM 4:55
初冬の訪れを知らせる木枯一番の声を聞き、思わずコートの襟を立てる季節になってまいりました。
紅葉も色あせて寂しくなり、花の少ないこの季節にツワブキの鮮やかな黄色と千両の赤い実が心を和ませてくれます。気づけば年内も余すところわずかになりました。
今回は、吹く風も寒く、一段と身にしむ頃にふさわしい、江戸小唄「木枯」と歌舞伎小唄の中から、「冬編笠」の二曲をご紹介したいと思います。
木枯
木枯の吹く夜は物を 思うかな
涙の露の菊襲 重ね る夜着も一人寝の
更けて寝ぬ身ぞ
やるせなや
明治中期に作られた上方調の江戸小唄で、作者は不詳です。
木枯は凩とも書き、初冬に吹く強い風で、木を吹き枯らすということから来た言葉です。
「菊襲」は重ね夜着のことで、表が白、裏が蘇芳色(黒味をおびた赤)の物をいいます。
木枯の吹く寒い初冬の夜に、意中に人を待っていたのに、とうとう来なかったので、一人淋しく寝る冬の夜の、待ちぼうけのやるせなさを面白くあらわした唄です。
冬編笠(田屋)
うらぶれし吾身な がらも恥かしき
人目を包む編笠や 紙衣一重の肌寒き
師走の風を袖屏風 ところ新町田屋の 門にしょんぼり
伊左衛門
「郭文章」田屋は、近松門左衛門の作で、名優坂田藤十郎のために、
「夕霧名残の正月」など元禄歌舞伎の名作を書き評判となりました。
この「冬編笠」(田屋)」の小唄は、河上渓介作詞、清元栄次郎作曲、昭和10年に作られた上方歌舞伎小唄の名曲です。
芝居の内容としては、扇屋の夕霧太夫と馴染を重ね、大尽遊びをつくした揚句、親に勘当され、七百貫目の借金を背負った藤屋伊左衛門、深編笠に紙衣のいで立ち、身をやつし落ちぶれた姿で、しょんぼり田屋の門口に立つ様子を唄ったものです。
紙衣とは厚紙に柿渋を塗って造った貧しい人が着る衣服のことをいいます。
数多い上方狂言の中でも特別な存在の演目で、心中ものが多い狂言の中、この芝居は勘当が許され、夕霧の身請金が届き、二人は一足先に楽しい初春を迎えるという話になっております。
この名曲は上方芝居小唄の再現として好評を博し、今日まで盛んに唄われています。
小唄 土筆派家元
「小唄の楽しみちんとんしゃん」も今回で9回目を迎え、18曲をご紹介いたしました。
実際にお聴きになりたい方、稽古場は「料亭ヤマニ」になっております。三味線や小唄を習いたい方、お気軽にご連絡下さい。又、中日文化センターで講師も務めております。
稽古場「料亭ヤマニ」☎059・228・3590。
2017年12月7日 AM 4:55
11月24日、津都ホテル5階伊勢の間で、津商工会議所=岡本直之会頭=の平成29年度優良従業員表彰式が開かれた。
同商議所会員企業に勤務する人で、同一事業所に、10年以上、20年以上、30年以上勤務した人に与えられる永年勤続表彰と、会員事業所の発展に功績がある人に年齢・勤続年数に係わらず、贈られる功労従業員を表彰しているもの。今年の表彰者は永年勤続表彰の30年以上が24名、20年以上が23名、勤続10年以上が22名。功労従業員表彰が1名の計29事業所計70名だった。
岡本会頭は「皆様方は長年築き上げられた功績に誇りを持って頂き、ご研鑽され社業発展と後進育成のためにご尽力して頂きたい」と挨拶。続いて表彰者一人ひとりの氏名と事業所名が読み上げられ、各部門の代表者に岡本会頭より表彰状が手渡された。
その後、東京海上日動メディカルサービス㈱健康プロモーション事業部EAP室の座波淳さんが、「メンタルヘルスセミナー~生き生きと職場で働く秘訣」を演題に記念講演を行った。
2017年12月7日 AM 4:55