奈良県と大阪府の県境

奈良県と大阪府の県境

建設中の清滝生駒道路の高架(上)(清滝峠ふもと付近)

建設中の清滝生駒道路の高架(上)(清滝峠ふもと付近)

いよいよ奈良県生駒市から大阪府四條畷市へ。大阪市の北側に位置するこの町の名前を聞いてもピンとこない読者の方々も多いかもしれない。大阪市のベッドタウンで人口は5万5千人ほどの小さな町。この話は後にするが、軍記物語がお好きな方は聞き覚えのある名前かもしれない。
四條畷市については、ずっと気になっていたことがある。ここまでくる道路標識の四條畷の條の部分に貼り物をした跡があったのだ。後に調べたところ、どうやら現在の常用漢字の前身である当用漢字(日常的に使う漢字として1850字を定めたもの)に、條の新字体である条が採用されたため、四条畷と表記されることが増えたらしい。市側としては古くから使われている旧字体の條に思い入れが強いこともあり、03年に大阪府が条例改正を行い、公文書や公共施設名などでは四條畷が正式名称となった。標識の修正はそれだろう。その一方、一般企業や民間施設では四条畷という表記が散見される。
当用漢字や常用漢字では、日本語の習熟の妨げになるという理由などで画数の多い漢字を略字へと統一されたもの。漢字テストで人に胸を張れるような点数をとったこともなく、文字通りミミズがのた打ちまわったような字しか書けない私が言えた義理ではないが、その功罪は大きいと思う。
大陸から伝わった漢字だが独自の読み方で日本語を表記した万葉仮名から始まり、平仮名、片仮名と共に今日の日本語にとって欠かせない存在となっていることは改めて説明するまでもない。元々は微妙な意味の使い分けが成されていた複数の旧字体が新字体にまとめられることによって、書きやすくなった反面、漢字本来の意味が薄れてしまっている例も少なくない。
だが、昨今の若い親御さんが我が子につけた名前を見ていると、一目見ただけでは読むことすら難しい漢字が使われていることも多く、旧字体に対しても「格好良い」とポジティブなイメージを持っているのだろう。これもまた時代の流れだが、漢字本来の意味と形が復活する時代に来ているのかもしれない。
紙幅が尽きる前に話を旅路に戻そう。四條畷市は大きく奈良県側にある田原地区と大阪市側の四條畷に分かれており、二つの地区は清滝峠によって隔てられている。元々はこの峠道こそが、国道163号であったが、先週お話した清滝生駒道路の整備に伴い、4車線の立派な道が本線となり続く高架も建設中。
この本線への入口は峠のふもとにあるが、歩行者通行禁止と書かれている。必然的に旧道の方を歩く必要があるが、どうせ急ぐ旅でもない。どんな景色が待っているのかも楽しみである。(本紙報道部長・麻生純矢)

7日に本紙を訪れ、初のアルバムや音楽活動、 地元津市について話したsooogood!

7日に本紙を訪れ、初のアルバムや音楽活動、
地元津市について話したsooogood!

初のアルバム「sooogood!

初のアルバム「sooogood!

津市出身・県立津高校卒で、昨年解散したバンド「カラスは真っ白」の元ギタリスト・シミズコウヘイさんによるソロプロジェクト「sooogood(ソーグッド)!」が先月、初のアルバム「sooogood!」を発売した。
甘く憂いのある声で歌うデビュー曲「diamond」や、藤井隆、YOUが参加したダンスチューン、ラブソングなど9曲が収録されている。税抜き2300円。
シミズさんは津で過ごした学生時代、X JAPANのギタリストHIDEに強く憧れた。ギターのカッティングという奏法を得意とし、バンドではポップでファンキーな曲を演奏。そして解散を機に「これからずっと音楽をやっていくにあたって、表現者としてやりたい」と、苦手意識があった歌に挑戦した。
昨年4月からsooogood!として活動をスタートし、幅広いジャンルの歌・ギター・作詞・作曲・プロデュースなどの才能を発揮しているほか、菅田将暉の音楽活動全般のサポート・ギタリストとしても活躍中。
現在東京で生活していて、先週ラジオ出演などのため大好きだという津市に帰省し、本紙を訪れ「津駅に着くと津のにおいがして、落ち着くなあと思う。いつか県総合文化センターの大ホールでライブをしたい。それからいつか津まつりの和船山車に(ゲストとして)乗りたい」と話した。またアルバムの9曲について「ジャンルが沢山あって、絶対どれか一曲は気に入ってもらえると思うので、ぜひ一回手にとって聴いてみてもらいたいです」とPRした。

第43回公募写真展「視点」三重巡回展が11月21日㈬から25日㈰10時~18時(最終日は16時)、アスト津5階アストプラザギャラリーで開かれる。主催=同巡回展委員会、主幹=日本リアリズム写真集団。入場料200円。
「視点」は1年かけて全国を巡回する日本最大級の公募展。毎年多数の写真愛好家やカメラマンが応募する。今年の応募総数は648名、1185作品(2979枚)。うち入賞・入選は174名、174作品(720枚)。視点大賞には3年連続で日本リアリズム写真集団三重支部の会員が受賞している。
巡回展特別企画として「第10回組写真講座」を11月24日㈯に開講する。講師は現代写真研究所の英伸三所長(14時~17時、アスト5階研修室B。参加費500円)。
また、「視点」三重展フロアレクチュアも開催(10時~11時半。会場にて)。講師は日本リアリズム写真集団理事の中西篤行さん。尚、会場では「2018年日本リアリズム写真集団三重支部写真展」も併催される。
問い合わせは☎059・232・1781山口さん。

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