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2019年2月
今月15日から全国公開された映画、『半世界』(はんせかい)で松阪市の老舗旅館「八千代」と津市の「松菱」が登場する。
同映画は第31回東京国際映画祭コンペティション部門選出、観客賞受賞作品。阪本順治氏の監督・脚本によるオリジナル作品。とある地方都市が舞台で、炭火焼職人の主人公と、様々な人生を歩んできた同級生2人が39歳を迎え、残りの人生と向き合っていくストーリー。グローバリズムとはまた別のもう一つの世界が描かれている。
出演は、主演の稲垣吾郎さんほか、長谷川博己さん、池脇千鶴さん、渋川清彦さん、竹内都子さんらが共演。昨年2月14日に三重県南伊勢町で撮影開始し、同年3月15日に終了した。
劇中で八千代が登場するシーンは、稲垣さんが取引先の旅館に炭を売り込むシーン。車を降りて裏口から調理場を望むアングルで、時間にして数分間だが、同旅館の趣ある雰囲気が映画の世界観にぴったりマッチ。
実は同旅館の表看板はサイズが大きく画面に収まらないため、美術スタッフが、このシーンのために製作した。
撮影場所に選ばれた理由は、制作主任が松阪市内をロケハン中に、監督の求める条件に合う同旅館を偶然見つけたから。撮影は昨年2月27日に行われた。同旅館も「大変光栄です」と話す。
また、松菱1階の売り場も、池脇さんが買い物をするシーンで使われている。
2019年2月28日 AM 4:55
3月27日㈬、津市芸濃町で、芸濃名所めぐり「梅ヶ畑浄得寺の五色椿と安濃ダム見学」が開かれる。主催=芸濃ふるさとガイド会。共催=津市芸濃総合支所。
同町河内地区の谷間の集落、梅ヶ畑の浄得寺には樹齢約400年と伝わる根回り約120㎝の椿の木がある。この椿の木には、赤・ピンク・白・赤に白の斑入り・白に赤の斑入りの五色の花が咲く。当日は春の河内谷を徒歩で散策し、安濃ダムを見学する。
▼集合場所=安濃ダムエントランス園地。
▼受付時間9時~9時10分。コース(徒歩約3㎞。約3時間)=安濃ダムエントランス園地駐車場…宝並トンネル…梅ヶ畑・浄得寺の五色椿…延命地蔵…安濃ダム…安濃ダム管理所…安濃ダム…エントランス園地駐車場。「芸濃ふるさとガイド会」が案内する。
▼定員50名。参加費200円(保険料・資料代他)当日受付で支払い。雨天決行(荒天中止)。 ▼申し込み=所定の用紙に必要事項を書いてFAX津266・2522(芸濃総合支所地域振興課)へ送信。
▼問い合わせは津市芸濃総合支所地域振興課☎津266・2510へ。
2019年2月28日 AM 4:55
津駅近くを通りかかった時に、道路わきの海抜表示に気が付いた。一メートル数十センチ。これは低いか低くないのか。
三月が近づくと、あの津波の映像を思い出す。今ここで地震が起きたら、車をどこに停めて、どこに逃げるべきかと、私は周囲を見回した。
ところで、海抜とは何だろう。海面からの高さを示すものだろうが、海面は一日のうちに上下する。季節や月の満ち欠けによってその変動も大きくなるし、低気圧によって引き上げられることもある。
調べてみたら、海抜は東京湾の平均海面を基準としていた。伊勢湾の海面とは少し異なるらしいが、大きな違いはなさそうである。
つまり、海抜の基準は平均の値。海面はそれより高くなったり、低くなったりを毎日繰り返している。満月の日には平均海面より一メートル以上も高くなったりする。その時海抜一メートルの地は、海面より低くなる。
特に海面が高い時に、台風が来たら津波が来たらと考える。三重県に大きな被害を与えたという伊勢湾台風はそんなタイミングだったろうか。
いつも、災害は私を避けていくとのんきに構えているが、この時期だけは別。津市の防災マップを見ると、海抜二メートル以下の薄緑色が、沿岸の広い地域に塗られている。真剣に防災について考え、備えるべきだと思うのである。 (舞)
2019年2月28日 AM 4:55