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11月25日、津商工会議所(伊藤歳恭会頭)は、都シティ津で優良従業員表彰を行った。
同会議所会員である事業所の従業員で産業経済の振興・社会一般の福祉の増進に寄与し他の模範となる人を表彰し、従業員の勤務意欲の向上を図るのが目的。
伊藤会頭、小柴眞治、田村欣也の各副会頭ほか、同商議所の各部会長が出席。また来賓として、前葉泰幸津市長、松田千秋・津市商工観光部長が招かれた。
会場では、伊藤会頭から表彰状が各受賞者代表に手渡された。
津商工会議所「2019年度優良従業員表彰」表彰者数71名 (事業所数30事業所)。 ▼永年勤続表彰
同一事業所に30年以上勤続の人(29名に日本商工会議所会頭・津商議所会頭の連名の表彰)。
同一事業所に20年以上勤続の人(15名)
同一事業所に10年以上勤続の人(26名)
▼功労従業員表彰
事業所に勤務する人で、その事業所の発展に功績があり、年齢・勤続年数にかかわらず、他の模範と認められる人(1名)。
2019年12月5日 AM 4:55
中京大学校友会三重県支部=西田憲治支部長=は11月23日、プラザ洞津で年次総会を開催。会計報告などの議事を承認した。
総会後は、講師に中京大学校友会会長で京都大学名誉教授・中京大学スポーツ科学部客員教授の森谷敏夫さんが「生涯現役のための健康法 ロコモも認知症も怖くない!」を演題に記念講演した。
森谷さんは「男性と女性の平均寿命と認知症などの介護が必要のない健康寿命の差はそれぞれ9年間と12年間ある。医療費の約70%がこの期間に使われる。日本の人口は世界全人口の2%に過ぎないが、日本で使われる薬は世界全体で使う薬の約30%を占め、多剤併用による有害事象が増加している」と指摘。現在の過剰診療・過剰医療に対し疑問を投げかけた。
また、歩くスピードが遅くなるほど寿命が迫ることを学術的データを示して説明。
さらに、速く歩くためには筋肉の材料となるタンパク質を1日3食に分けて十分に摂取すること。認知症の予防には、運動すること、高脂肪食を食べないこと、ストレスを発散すること、多量の糖質をエネルギーとして消費する脳に十分な糖質を供給すること。
さらに、脳にはリンパ節が無いことから、睡眠中にアルツハイマー型認知症の原因になるアミロイドβを消去する。従って睡眠不足は身体を老化させ、免疫機能を低下させるとし、十分な睡眠時間をとることの重要性を説いた。
2019年12月5日 AM 4:55
発達障害のリアルを当事者・専門家らが語る対談連載。発達障害は、生まれつき脳の発達が通常と違うために幼いうちから現れる様々な症状。出生率は数十人に一人と言われる。前回に続き、発達障害者の就労について当事者の母・山根一枝さん、飯田あゆみさんが語る(敬称略)。
飯田 私の息子は、就労支援継続A型事業所の飲食系に就職が決まりました。就活中は一般就労という選択肢もあって本人も私も悩み、私は当初、給料が比較的多い一般就労が良いのではと考えていたんですが、最終的に本人が選択しました。
親は「子供がやりたいことをやる」という目的をついつい忘れ、自分の思いや世間体を気にしてしまいがちですが、「これは良い、これは嫌」という自己主張ができるのは、生きていくうえでとても大切なこと。だから、親が子供の長所も短所も理解し、将来の選択肢を沢山与えてあげないと。
山根 さらに、健常の人でもそうですが、障害のある子も学生のうちに色々なアルバイトを経験することができれば、自分に合う仕事がわかるし、地域社会に馴染みやすくなると思うんです。
飯田 特に飲食店の仕事は身近だから憧れる子も多いし、気配り・会話・段取りが学べる。この3つができるようになれば、とても生きやすくなる。でも障害者雇用は接客業が少ないですよね。
山根 そうですね。私は昔、地域のスーパーに息子を働かせてほしいとお願いしましたが、来店客に何を質問されるかわからないので、お客さんのいない社屋内の仕事には雇用できるけど、店内の仕事は無理と言われました。だけど、スーパーは日常的に来店する人が多いので、そんなに難しい質問はされないと思うのね。しかも、発達障害の特性で商品を日付順に並べるのが大好きな子が沢山いるんです。
飯田 普段、障害者と関わりのない人は、どう接したら良いのかわからないみたいです。関わるのが苦手と感じている方も、実際関わることで「そんなに難しいことでもないやん」と気づいてもらえる場が欲しいです。
(次号に続く)
2019年12月5日 AM 4:55