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2019年12月12日 AM 4:55
鳥羽水族館が12月28日㈯~1月5日㈰まで、正月イベントを催す。参加無料、入館料のみ必要。
①ジュゴンコ―ナー前に来年の干支・ネズミにちなんだ生きものを展示する「チューチュー神社」が登場。同館オリジナル絵馬やおみくじも。
②アシカショーでは、アシカたちが書初めに初挑戦=写真=し、正月に縁起が良いとされるタカの仲間・ハリスホークも登場。
③1日・2日の2日間限定で、「生きものお守り」をプレゼント。1日=運気上昇間違いなしの「ラッコの毛のお守り」。2日=苦労とは無縁の「フクロウの羽のお守り」。両日とも9時~、エントランスホールで配る。各日先着100名、なくなり次第終了。
2019年12月12日 AM 4:55
この唄は明治20年頃、菊寿太夫の60歳後半の作品と思われます。小唄の舞台である向島は、梅若塚で有名な木母寺、その左の水神社、この辺が向島の中心になります。
水神の森には江戸時代から料亭が並び、その中でも「八百松」と、「植半」が有名でした。三代将軍家光の時代に植木師と御狩場の番人を本業としていた植木屋半右衛門は副業として腰掛茶屋を営んでいました。
植半の娘が四代目女将になった時、七代目団十郎や杜若と深く結んで植半の名を江戸中に普及させました。
吉原、山谷、柳橋から粋な芸妓が猪牙舟に送られて、向島に遠出するのはこの頃からで、右は木母寺、左は水神の森につらなる木立の奥の小座敷も灯の下に隅田の水音を聞きつつ、水郷情緒を味わうようになりました。この情緒は明治になっても続き、向島は遠出の場所として知る人ぞ知る所になっています。
小唄「初雪」は明治20年頃に作られ、向島情緒を遠虚なく描写しております。
人力車がまだ調法されていた時代、向島の水神で男女が、しめし合わせて落ち合った所、折から外は季節外れの初雪、大雪になって人力車も通えなくなり、もっけの幸いと置炬燵に入り互いに酒のやりとりをしながら、酒の機嫌でその頃流行の小唄を爪弾きで唄います。
「誠くらべの胸と胸」は二人の心意気を感じます。
三味線や小唄に興味のある方、お聴きになりたい方はお気軽にご連絡下さい。又中日文化センターで講師も務めております。稽古場は「料亭ヤマニ」になっております。☎059・228・3590。
2019年12月12日 AM 4:55