津市久居中町134─35の和紅茶(国産の紅茶)をメインとする紅茶の店「茶寮 多喜」=店主・増田多喜子さん=では、併設のギャラリーで12月22日㈰まで、古布などで作った和小物の「お正月展」を開催中。
長崎県佐世保市近郊でギャラリーを運営する森園美智子さんの協力で、季節ごとに行っている作品展の一環。
来年の干支・子(ねずみ)にちなんだ置物や、鏡餅、羽子板などお正月向けの作品を展示・販売している。
同店では、「近年の和紅茶の品質の向上は目覚ましいものがあります。当店で、各地の和紅茶と珍しいネパール紅茶をお楽しみください」としている。
営業時間は10時~16時、水・木曜定休。12月8日㈰と15日㈰は紅茶の研修などのため休業。
駐車場は店向かいのNO.1、2と店舗の奥。
問い合わせは☎059・256・3135。

12月15日14時~(開演14時)、津市大谷町97─28の浅尾邸でコンサート「言の葉~日本語で紡ぐふるさとの四季」を開催。
演目は懐かしいなじみ深い日本の歌を中心。出演はソプラノの村上里美(名古屋芸術大学音楽学部声楽科卒)と吹屋まどか(名古屋音楽大学音楽学部声楽学科卒)とピアノの野口亜也子(名古屋音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ専修卒)。ゲストにソプラノの吹屋まどか(名古屋音楽大学音楽学部声楽学科卒)。
前売り500円(前売りのみ)、会場の都合で定員になり次第締め切り。
申し込みはメールkinoko-sk@ezweb.ne.jp、もしくは☎090・8325・6177(平日の日中は留守番電話設定なのでメッセージを)。

発達障害者の就労

発達障害のリアルを当事者・専門家らが語る対談連載。発達障害は、生まれつき脳の発達が通常と違うために幼いうちから現れる様々な症状。出生率は数十人に一人と言われる。今回は発達障害者の就労について当事者の母・山根一枝さん、飯田あゆみさんが語る(敬称略)。

 

 

山根一枝さん 三重県自閉症協会ペアレントメンター津市在住。息子は単身上京し会社勤務。

山根一枝さん
三重県自閉症協会ペアレントメンター津市在住。息子は単身上京し会社勤務。

飯田あゆみ さん 生活介護サービスあゆか(松阪市)代表。息子は高校3年で、就労継続支援A型。

飯田あゆみ さん
生活介護サービスあゆか(松阪市)代表。息子は高校3年で、就労継続支援A型。

山根 息子の政人(35)は三重大附属特別支援学校を卒業し、津中央郵便局などでの勤務を経て約4年前に上京。ヘルパーさんなどに見守りや支援をして頂きながら一人で暮らし、障害者枠で働いています。
彼は仕事をしたい気持ちが元々強かったので、高等部のとき新聞配達を経験。障害の有無に関わらず仕事さえしてもらえばお金は払いますと言われ、きちんと給料を頂き本人にとって良い成功体験でした。家庭ではおこづかいは家事をしたら渡すシステムで、お金はきちっと仕事をしなければもらえないことを叩き込み、今に生きています。
飯田 私は仕事で障害者支援をさせて頂いていますが、逆に、親が「障害がある子だからできなくても仕方ないんです」と守ってしまうことにより、「いただきます」など最低限のマナーが身に付かない場合もあります。そして子供の可能性を伸ばし切れていない様子なのに、親は子供を大手企業に入らせたいなど高望みしていたりする。 結果、就職後に本人が困るんです。社会はマナーまでは支援してくれませんから。
(次号に続く)

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