津藩祖・藤堂高虎公の命日にちなんだ10月5日、津藩と久居藩の歴代藩主の墓が並ぶ寒松院で「藤堂藩を偲ぶ会」=駒田真美子会長=の発足式が行われた。
同会は発足準備期間中も津市の基礎を築いた高虎公の顕彰を目的に、その月命日である毎月5日に墓地を清掃してきた。更に定期的に研修例会を開催。会員の見識を深めながら高虎公や藤堂藩のことを後世に語り継ぐことも目的としている。
当日は発足式の前に会員30名が墓地を清掃。駒田会長の発足の挨拶で会員間の結束を高めた。
会員たちはこの日、伊賀市で行われた高虎サミットの交流会にも参加、高虎公ゆかりの地の人々と交流も深めた。
2019年10月24日 AM 11:24
10月5日、伊賀市で「第11回高虎サミットin伊賀上野」が開かれた。
岡本栄伊賀市長、前葉泰幸津市長、野瀬喜久男甲良町長、越智博今治副市長ら持ち回り開催地の首長らのほか、兵庫県養父市、県内からは名張市と玉城町に加え、高虎公が築いた赤木城跡がある熊野市も初参加。津市からは藤堂藩五日会はじめ顕彰・ガイド会など多くの市民らが参加した。
オープニングセレモニーは上野城本丸広場で城をバックに行われ、ゆかりの地の連携を深めるサミット宣言の後、岡本市長から次期開催地・今治市の越智副市長へとサミット旗が手渡された。
その後、参加者たちは鎧武者の先導で、津藩校・有造館の支校であった国史跡「旧崇広堂」へと移動。三重大学の藤田達生教授による基調講演「江戸時代の設計者─藤堂高虎」では、幕府より大名が国を預かって大切に統治する幕藩体制によって平和な世の中が築かれたことを指摘。続くパネルディスカッションでは、藤田教授をコーディネーターに伊賀市などの代表者らが「現代に生きる高虎のまちづくり」をテーマに語り合った。
2019年10月24日 AM 11:20
津市中央公民館で活動するサークル「点字絵本」と、セントヨゼフ女子学園保護者の「点訳クラブ」の合同による「点字絵本サークル」=代表・馬場幸子さん(74)、会員24名=が、「(公財)ソロプチミスト日本財団」の社会ボランティア賞を受賞。副賞20万円が贈られた。
ソロプチミストは女性の国際的な奉仕団体。同財団は様々な分野の奉仕活動を顕彰・支援していて、同賞は毎年、全国各地のソロプチミストクラブから推薦された個人・団体を対象に選考する。
同サークルを推薦した「国際ソロプチミスト三重─アイリス」=岩鶴篤子会長=が15日、クラブ例会で、同クラブからのアイリス賞などを馬場さんに贈呈した。
その後、馬場さんが、同サークルが年間約12冊の点字絵本を制作し全国の盲学校などに寄付していることや、点字絵本の作り方を紹介。「拙い作品でも贈ると喜んで下さって、子供たちから点字でお礼が届きます」とやりがいを話した。
岩鶴会長は「点字絵本をもらった子供さんは喜んでいらっしゃると思う。当クラブの推薦によるソロプチミスト日本財団からの受賞は約5年ぶりで、嬉しいです」。
2019年10月24日 AM 11:01