帰宅して車を駐車場に入れようとしたら、そこに人がいた。うちの駐車場で何をしている?手前で停車して、今から駐車場に入ることをアピールしたが、その人は気づかない。我が家に用があるわけではないらしい。向こうを向いて何かに集中しているようだ。
「すみませーん」車の窓を開けて、私は声を掛けた。でも振り返らない。小さくクラクションを鳴らしてそろそろと車を進めてみたが、それでも気づかない。しかたがないので、そのまま待った。待って観察を始めた。
少年のようだが若い女らしい。背はかなり高い。ショートの髪で半分隠れた耳に何か見える。イヤホーンだ。だから聞こえないのだと納得した。
待つこと数分。女は私の車を振り返ることもなく、道に出て向こうに歩き始めた。最後まで、自分が邪魔をしていたことに気づかなかったようだ。
何も謝ってほしいわけではないけれど……と考えた。あまりに無防備に過ぎると思ったのだ。すぐそばまで車が来ていたのに、気づかないなんて危険ではないか。世間には若い女を狙う悪いヤツもいるだろうし、ひったくりのターゲットになるかもしれない。
イヤホーンを付けてスマホに見入ったら、そこは自分の部屋と同じだとでも思っているのだろうか。道端はそんなに安全ではない。せめて片耳はイヤホーンを外して周りを見なさい。 (舞)
2019年9月12日 AM 4:55
8月27日、本紙恒例の「夏休み親子見学会」でが開かれ、親子20組40名がバスの旅を楽しんだ。
生活に欠かせない電気がどのように作られているのかを学んでもらおうと中部電力三重支店の協力を得て毎年企画しているもの。名古屋市の「でんきの科学館」と、三重郡川越町にある「川越火力発電所」「川越電力館テラ46」を見学した。
一部リニューアルされたでんきの科学館では展示を通じ、火力・水力・原子力の発電方法や送電の仕組みなどを勉強。オームシアターでゲームも楽しんだ。
その後、今年より中部電力と東京電力グループの合弁会社㈱JERAが事業を引き継いだ川越火力発電所へ。世界有数の大規模火力発電所で、1号機から4号機の総出力は480万2千kW。発電所の施設内で発電の燃料であるLNG(液化天然ガス)がカタールなどの外国からタンカーで発電所内のタンクに貯蔵されるまでの説明を受けた。LNGを燃やした熱で発生する蒸気で発電するタービンも間近で見学、その音と熱を直に感じていた。
また、365日24時間体制で運転している発電所の中央制御室も見学し、普段当たり前のように使っている電気が多大な努力で支えられていることを改めて実感した。
同発電所隣の川越電力館テラ46でも、エネルギーと環境の関係を学んだ。
2019年9月12日 AM 4:55
津市内13のガイド団体でつくる「津観光ガイドネット」などが「JR名松線 沿線ええとこめぐり4」の秋バージョンを催す。内容は次の通り。
◆10月16日㈬=「井関石あれこれ─石切場跡地─」。集合・受付場所は2ケ所=①一志総合支所9時30分②JR井関駅10時。コースは徒歩約6㎞。
◆10月30日㈬=「紅葉の若宮八幡宮~みそぎの滝」。JR伊勢奥津駅前に8時50分~9時10分集合・受付。徒歩約5㎞。
◆11月20日㈬=「紅葉の家城ラインを歩く」。JR家城駅前に10時15分集合・受付。徒歩約3㎞。
▼申込方法=往復葉書で〒514─0009、津市羽所町700、 アスト津2階 津観光ガイドネット「名松線」係へ。
往信用葉書の裏面に参加者の住所・氏名・☎・参加希望する月日を記入、1枚の葉書で3人まで申込可。
各開催日の14日前必着。定員は各回50名(先着順)。
申込後、返信葉書で指定の口座が知らされ、弁当・土産代1500円を振り込み、エントリー完了。振り込み手数料は申込者負担。キャンセルの場合、返金不可。
▼定員=各回50名。
▼参加特典=オリジナル缶バッジ進呈
▼問い合わせは同協会内の津観光ガイドネット☎津246・9020。
2019年9月12日 AM 4:55