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スーパーのマルヤス(本社=津市柳山津興)芸濃店が3月から同市美里町家所地区内の6ケ所で、移動販売を開始し好評だ。
同地区は最寄りのスーパーまで車で15分以上かかるため、主に高齢者からの移動販売のニーズが元々高く、新型コロナウィルス感染拡大や外出自粛の流れで、さらに高まった。
売上げも、芸濃店が移動販売を行っている安濃や亀山といったほかのエリアと比べて最も高いという。
芸濃店では、津市大門のセンパレ地下にあったマルヤスの支店が昨年10月に閉店したのを機に、元利用者のニーズに応じるため移動販売をスタート。
そして今年1月頃、当時、家所区自治会長だった杉平庄一さんが、住民から相談を受けたのを機にマルヤスに移動販売を打診。3月には芸濃店が現地調査を行い、同月16日から移動販売が始まった。当初は週1日の実施だったが、1日で6カ所を回るのが時間的に難しいため、現在は週2日、各日4ケ所と2カ所に分けて行われている。
担当スタッフ1名が、その日店内にある野菜・肉・刺身・弁当・菓子・冷凍食品などの商品をトラックに載せて運び、各販売場所で陳列。店内での価格に、1点あたり10円の手数料をプラスして販売している。また、事前に依頼すれば希望の商品を持って来てもらえる。
先月22日にこの移動スーパーで買い物した住民は、「これからも販売に来続けてもらえるよう、毎回来ています」と話した。
芸濃店店長の上村昌輝さんによると、マルヤスはネットスーパーのサービスも行っているが、ネットで買い物をしない人や、商品を実際に見て買いたいという人が一定数いて、それも移動販売のニーズに繋がっているという。「移動スーパーの利益は今のところまだ高くないですが、需要は多く、地域貢献になっていると考えています」と上村さん。
2020年5月14日 PM 4:23
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