津商工会議所は3月2日㈪16時~20時半、津市大門の都シティ津5階伊勢の間と津市センターパレスホールでビジネス交流会を開く。様々な業種の会員事業所が事業に係る情報発信の場として活用すると共に、業種を超えたビジネスに係るヒントや人脈形成を図り事業拡大や新たネットワークを構築するきっかけとなることが目的。
◆第1部=①講演会。
▼講師…下津醤油㈱代表取締役社長・下津浩嗣氏。テーマ「顧客のニーズに応える商品づくり」
▼講師…㈱日本政策金融公庫津支店。支店長(兼)国民生活事業統轄の田宮良則氏。テーマ「㈱日本政策金融公庫が取扱う事業承継支援事例」
▼第1部②自社PRタイム…写真、図、文字等を用いたパネル等を活用し会社概要、商品説明等のPRを行う。パネルの代わりにパワーポイント、パンフレット、チラシ、商品の披露等も可能。
◆第2部=名刺交換会・交流会(ビュッフェスタイル)※第2部のみの参加は不可。
参加対象者=津商工会議所会員または津市内等に事業所を有する事業者(1企業2名以内)。参加費は、同会議所会員はひとり2千円、非会員はひとり1万円。
申込・問い合わせは同会議所☎059・228・9141へ。申し込み締切は2月7日㈮必着。

国道165号の道路標識(津市高茶屋小森町付近)

国道165号の道路標識(津市高茶屋小森町付近)

紀勢本線を越えてしばらく進むと、再び165号の本線の歩道へ戻り、西へと進む。間もなく、国道を示す道路標識を発見。国道好きにはたまらない〝おにぎり〟で心の栄養補給を行った。
三重県警察学校の前を通り過ぎると、この辺りも新たに商業スペースとして開発が進むなど、少しずつ景色が変わっている。国道側の店舗壁面に時給が貼り出されているので読むとアルバイト募集の掲示があり、高校生900円、一般950円と書かれている。最低賃金が846円に対して、妥当な額ではあるが私たちが学生だった20年以上前は、高校生の時給はせいぜい700円台。時の流れを感じると同時に、少子高齢化で働き手不足が深刻化する中、労働力そのものの価値が高まってい

国道165号と国道23号中勢バイパスの交差点

国道165号と国道23号中勢バイパスの交差点

るということでもあろう。額面がアップすること自体は重要だが、もっと大切なのは、それで何ができるのか、さらに言えば心の豊かさに繋がっているかである。
いくら考えたところで答えが出ないが、パスカルの「人は考える葦である」という言葉通り考えることこそ、人の最大の武器である。現代社会のスピーディーな流れから外れ、自分の足でゆっくりと歩みながら考えると、人間にとって適切な本来の時の流れを感じることができる。
そのまま国道を西進。間もなく、肉まんやあずきバーなど数々のヒット商品でその名を轟かせる井村屋の本社工場、その向かいには、世界中のプロの信頼を集める建設・配管工具の製造などで知られる松阪鉄工所。津市民にとっては、見慣れた風景。しかし、この国道の遥か先で暮らす人々の中には、両社の商品を知っていても、見慣れた道の先で作られていることは知らないかもしれない。逆もまた然りで、この道の先でも、きっと同じようなことがあるはず。私が、この旅を通じて伝えたい既知の向こうにある未知とは、このようなものたちである。
更に進むと、国道23号の中勢バイパスとの交差点に差し掛かる。大きな新しい歩道橋がかかり、ここから南の松阪市方面へとつながる道は陸橋がメイン。接続の形といい165号と比べると土木技術の進化は一目瞭然。道は多くの人の思いが踏み固められ、形になるがそれをなし得るのは人の業を置いて他にない。
中勢バイパスの全線開通までには、まだ時間が必要だが、この区間の連結によって、国道165号の価値が大きく高まったといっても過言ではない。三重県の南北を縦断するこの道は、現代の参宮街道という一面も持っている。前回、紀勢本線のルーツである参宮鉄道の話をしたが、今も昔も伊勢神宮は人々の心の拠り所であり続けているなによりの証拠でもある。
(三重ふるさと新聞報道部長・麻生純矢)

見事な演技を披露した生徒たち

見事な演技を披露した生徒たち

津市上弁財町の「高田由紀子バレエ学園」が昨年12月26日、大阪市北区中之島のフェスティバルホールで開かれたチャリティー公演「第67回洋舞合同祭~モダンダンスとクラシックバレエの合同公演~」に出演した。朝日新聞厚生文化事業団主催。
この公演は、戦後間もない1946年(昭和21年)に、歳末助け合いを目的に「関西舞踊家集団公演」として始まったもので、関西の団体が出演し、収益金は社会福祉事業に活用される。
高田バレエが同公演に参加するのは今回で56回目。演目は、『コッペリア』より第3幕を中心に抜粋した明るく楽しい作品。演出・振付は高田恵さん、高田さちさん。
津と大阪の2教室から計50名、幼稚園児~70代の生徒が出演した。
両教室は練習を基本的に別々に行い、合同リハーサルが行われたのは本番当日を入れて2回のみだったが、各教室での練習の成果もあり、本番は全員が一体となって華麗な演技を披露した。
同学園では「皆さんがフェスティバルホールという大きな舞台に立つことを夢見て練習に励み、本番では観客から沢山の拍手をもらうことができました」と話した。

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