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夏の花壇用の春蒔き草花の芽が大きくなった。そろそろ定植の時期である。夏の花はアフリカやメキシコなど熱帯や亜熱帯を原産地とするものが多い。マリーゴールドや百日草の派手やかな色が夏花壇を彩るだろう。
そして、もう一つ種を蒔くものがある。それはゴーヤ。ホームセンターに行けば夏野菜の苗がいっぱい売られているが、ゴーヤだけはずぶの素人でも種から育てられる野菜だと思う。このところ毎年、自分で採種したゴーヤの種を蒔いている。
ゴーヤの発芽にはある程度の暖かさが必要らしく、四月初旬に蒔いた年は月末まで芽が出なかった。四月下旬に種を蒔けば、十日ぐらいで芽が出るはずだ。
身近に安くりっぱな苗が売られているのに自分でゴーヤの種を蒔く理由は、ただただその成長を見たいがためである。種から芽が出て、花が咲いて、実になって、その実を食べたいがため。収穫したゴーヤが貧弱な実であったとしても嬉しさは格別だ。
人は何かを育てるときに喜びを感じる。子育てしかり、ペット育てしかり。子どももペットもいない場合は植物を育てよう。植物が芽を出し根を張り葉を伸ばし、忍耐の末に花を咲かせる。そして実を付け種を作る。それぞれが命をつなぐさまを見ていると、毎日の水やりさえも楽しい。私も生きていると実感できる。
(舞)
2021年4月21日 PM 2:08