ゴジラのジオラマの前で…山口さん

ゴジラのジオラマの前で…山口さん

津市美里町北長野の「美里ふるさと資料館」で、津市殿村在住の山口幸伸さん(45)のジオラマ展「幸伸展」が開かれている。入場無料。会期は8月29日まで。月曜休館。
会場にはゴジラ、ガメラ、ウルトラマンなどの特撮を始め、山口さんが好きな映画、アニメ、ゲーム、絵本などのシーンを題材にしたジオラマや甲冑姿の自作武将フィギュアなど計36点が展示されている。展示作品は、約12年をかけてつくったもの。
ジオラマは、市販のフィギュアやプラモデルに塗装や改造を施したものを主役に据え、各作品の劇中でも特に印象深いシーンを再現している。ゴジラが迫る勝鬨橋、ギャオスが巣をつくった東京タワー、ガメラが戦った京都駅など名シーンの舞台となった建物は、プラスチックの板や棒を細かくカットし、丹念に貼り合わせて自作。実在する建物は、現地にまで足を運んで観察し、細部にまで、こだわり抜いた非常に繊細な作業でリアリティーを追及している。
山口さんは「ジオラマを見て頂いた方に、『ああ、あそこだ!』と各作品の名シーンを思い出して頂けたら嬉しい」と笑顔で話す。