今年はマツバボタンを上手に咲かせることができた。一袋の種を蒔いたらたくさんの苗ができ、それが上手に育った。
今年咲いたマツバボタンは大きな花で、しかも八重咲。草丈も二十センチほどある。小さな植木鉢なら、一株植えで十分豪華だ。
同じ仲間であるポーチュラカと同様に、挿し芽で簡単に株を殖やすこともできる。日が当たらないと花が開かないことが難点ではあるが、暑さと乾燥に強くて夏の花壇にぴったりだ。
花が終わると当然ながら種を作ろうとするので、いまは花がら摘みに励んでいる。種を作らせると株が弱って次の花が咲いてこない。
そういうことを知っているのは、昔祖母がマツバボタンを育てていたからだ。広い前庭の縁取りに、何十本ものマツバボタンを植えていた。昔の品種だから、一重咲きで小さな花だったが、黄色、薔薇色、白、赤、薄ピンクのかわいい花が夏の日を浴びて鮮やかに咲いていた。
夏の終わりには、種採りをした。祖母と一緒にしゃがみこんで、茶色く枯れた花びらの下の芥子粒ほどの種を集めた。小学校低学年の私には難しい作業だったが、種が来年の花になることを知った経験だった。
私の花好き種蒔き好きはそこから始まったのかもしれない。私も孫と一緒に何かをすれば、孫の人生に影響を与えたりできるだろうか。      (舞)

贈呈式にて(中央が小林副会長、その左が西川校長、小林さんの右が湯浅副会長)

贈呈式にて(中央が小林副会長、その左が西川校長、小林さんの右が湯浅副会長)

作り手の思いがこもった消毒スタンド

作り手の思いがこもった消毒スタンド

津市立南郊中学校(生徒352名)のPTA(原田圭吾会長)がこのほど手作りの消毒スタンドを製作。2学期の始まりを前に4台を同学校に寄贈した。
同校の保護者はPTA活動に意欲的で、今までにも音楽活動や校外から講師を招いての講演会などを実施してきた。昨年春には、コロナ禍においても「地域を守るために出来る事から取り組もう」と、手作りマスク1060枚を製作。同校生徒に一人2枚づつと教職員、同校PTA本部・地区委員などのほか、日頃から連携している団体である学童(さくら会、どんぐりの会、雲出ASKIDSくらぶ)、隣接の県立盲学校などに贈った。
また、全32教室のエアコンに高性能除菌フィルターを手分けしながら手作業で設置。これら安心安全な教育環境と地域の確保に顕著な取組みを実践したとして三重県PTA連合会から時別表彰を授与されている。
今回の消毒スタンドは6月上旬に考案。先ずは図面を起してから木を材料に製作開始。当初は比較的シンプルな構造だったが、耐久性や使いやすさ、加えて生徒に親しまれる存在にするべく創意工夫を凝らし、次第に機能性を上げていった。
途中、大工を本業とするPTA役員が技術力を駆使した完成度の高いスタンドも試作されたが、最終的には作りやすさを重視、特別な製作スキルを必要としない設計とし、木材とアルミのカーテンレール、重り、ばねを用い、スムースな動きと軽い力で操作できる仕上がりに落ち着いた。
湯浅大輔副会長は「費用さえ出せば購入できる金属製の市販品ではなく、木の風合いと温かみを生かし、保護者が手作りすることで、コロナ禍でも子ども達の学校の思い出の一コマになれれば」と想いを話した。
確かに、完成品を見ると、木の角が丁寧に面取りしてあり、絶妙な力加減のばねが組み込まれてあったりと、正に「真心」のこもったスタンドであることが見て取れた。
17日に同校で行われた贈呈式には湯浅副会長(前々会長)、小林愛子副会長(前会長)ほか役員らが出席。西川和男校長に手渡された。
西川校長は「大変ありがたい。体育館や校舎の出入り口に設置して安心して2学期を迎えられそうです」と感謝の意を表した。
尚、同PTAでは、今後さらに2台を製作し同校に寄贈する予定という。

琥珀糖

琥珀糖

ぷるりん桃ゼリー

ぷるりん桃ゼリー

プロの指導を受けながらスイーツづくりに挑戦する参加者

プロの指導を受けながらスイーツづくりに挑戦する参加者

「津ぅのお菓子屋さんが教えるスイーツ教室」が17日、津センターパレス2階の津市中央公民館調理実習室で行われた。
市内の和洋菓子店をPRすると共に身近に感じてもらい、菓子の歴史・文化について学びながら、菓子に興味を持ってもらおうと市内の菓子店から講師を招き8月~12月まで7回行われている。
この日は津市一身田町の和洋菓子店「岡田屋」の岡裕貴さんが「ぷるりん桃ゼリーと琥珀糖」の2品の作り方を指導。
参加らは華麗なるプロの技に驚きながらも楽しみながらスイーツ作りを楽しんだ。

[ 2 / 3 ページ ]123