2022年2月

講師の中野貴博さん

講師の中野貴博さん

NPO法人・津市スポーツ協会は2月27日㈰9時半~12時まで、Zoomによるオンライン講習会「子どもの体力の現状や運動の有効性に基づくスポーツ振興について」を実施するにあたり、参加者を募集している。共催=津市、津市スポーツ・メッセネットワーク、後援=津市教委、中日新聞、本紙ほか。
市内のスポーツ指導者や指導を目指す人の資質の向上と活動の推進、さらに指導者の連帯感を深める事などを目的に企画されたもの。
講師は、中京大学スポーツ健康科学科教授の中野貴博さん。
内容は、近年の体力向上や運動促進に加え、以前とは大きく変化した現代社会における子ども達の運動の価値を示す方法や、子ども達の運動要求の引出し方法、運動に関連した生活習慣の改善などを目指した活動を自治体と連携する方法について解説する。
対象は、スポーツ指導者、スポーツ指導を目指す人、スポーツに興味のある人、教育関係者等。
参加希望者は、必要事項(名前、住所、連絡先、年齢、職業、専門種目)を津市スポーツ協会へメールで申し込み。定員は100名。参加費は無料。締切は2月24日㈭17時まで。アドレスはmail.tsuspokyo@gmail.com
後日、オンラインセミナーで必要な「Zoom用URL」「パスワード」がメールで送信されるので、メールが受信できるように設定変更が必要になる。
問い合わせは同事務局☎059・273・5522へ(平日8時半~17時15分)。

解体される前の半泥子千歳山荘洋館

解体される前の半泥子千歳山荘洋館

津文化協会は3月6日㈰14時から、津リージョンプラザお城ホールで、半泥子千歳山荘復原チャリティーコンサート「第7回ちとせの杜 音楽会」を開く。後援=津市・津市教育委員会・半泥子と千歳山の文化遺産を継承する会。
津と密接な関係を持つ名勝地であり、大正以降は川喜田半泥子が山荘を構えた津市南郊の千歳山を、かけがえのない文化遺産と捉え、その由緒にふさしい文化的で品格のある場として継承し、新たな文化創造の場として、現在は解体されている千歳山荘を復原することを目的に今までに6回開かれている(昨年は中止)。
出演は、みえ雅楽会…胡飲酒序・。、渡瀬容子(ソプラノ独唱)…すみれ、ます、ほか。潮合唱団…美しく青きドナウ、ほか。アマデウス弦楽五重奏団…ディベルティメント第1番、ほか。草深茂(ハーモニカ演奏)…「青葉の笛」幻想曲、ほか。
三重オペラ協会(山﨑千裕・佐波真奈己・嶋原美友紀)…花の二重唱、ほか。Jugendchor Mie…EXULTATE DEO、ほか。
全席自由。入場料は1000円。収益は復原の基金に積み立てられる。
チケットは、三重県総合文化センターチケットカウンター・近藤楽器店・谷楽器店で取り扱い。
問い合わせは、☎059・255・6348中津さん、☎059・228・1051渡瀬さん、☎059・225・8878川合さんへ。
※尚、新型コロナウイルス感染症の影響で延期・中止の場合あるので要確認。

200年ぶり復活した御朱印を手に…岩鶴住職

200年ぶり復活した御朱印を手に…岩鶴住職

津市大門の「津観音」では200年の時を超え、「国府阿弥陀如来」の御朱印を復活させた。
津観音の正式名称は「恵日山観音寺大宝院」。浅草観音、大須観音と並び称される「日本三観音」で、昭和20年の戦火で消失する前は七つの塔頭と41棟の大伽藍を備えた大寺院だった。お伊勢参りが盛んだった江戸時代には「国府阿弥陀如来」が伊勢神宮の天照大神の本地仏(神仏習合における同一存在)として絶大な信仰を集めた。
今や大ブームの御朱印だが、元は寺に写経を納めた証。復活した御朱印の原本は、文政5年(1822)に書かれた六十六部納経帳(全国六十六国を代表する名刹に納経した証)。御朱印研究家の村上哲基さんが収集した資料の中で発見し、津観音住職の岩鶴密伝さんに連絡があった。しかし、津観音が御朱印を出していた記録が現在全く残っておらず、岩鶴さんは驚いた。その後、村上さんの協力も受け、当時の字体で御朱印を再現するに至った。
A6サイズの御朱印には、「天照皇大神宮御本佛 國府阿彌陀如來」と記され、歴代天皇の直願所であったことから菊紋も施されている。
岩鶴さんは「お伊勢参りで賑わっていた当時を感じて頂くきっかけになれば」と話す。
御朱印は500円で授与が受けられる。

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