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3月17日~22日、津市栄町の四天王会館のVOLVOXで、創作人形作家の泰良木ゆめさん=津市=と書・篆刻作家の井分潭風さん=鈴鹿市=による二人展「春和景明」が開かれた。
泰良木さんは独学で人形作りを学んでおり、粘土や布などを材料にした人形たちは泰良木さんの実体験に基づく昭和をテーマに人間の心理を描き出している。井分さんは書と篆刻の古典をベースとしながらも、様々な字体や表現法を積極的に取り入れ、文字を書くこと本来の楽しさも伝えている。また、泰良木さんと親交のあった木工芸作家の故・西山英樹さんを偲び、西山さんの妻で元市議のみえさんの協力によって作品を展示。
来場者たちは泰良木さんの懐かしくも温かい人形や、井分さんの自由な心を感じる書、西山さんの緻密でリアリティ溢れる木工芸と三者三様の作品を楽しんでいた。
2022年4月14日 AM 4:55