50年を振り返る伊藤会長

50年を振り返る伊藤会長

4月16日、三重大学で「都市環境ゼミナール」=伊藤達雄会長=の第50回総会が行われた。
同ゼミナールは昭和47年(1972)7月、三重大で行われた全国初の公開講座「都市環境デザインの理論と実際」の受講者有志が中心となり、翌48年(1973)1月20日に設立。当時は我が国の環境問題の先駆けである四日市公害裁判などが国民的な関心事となっていた。しかし、個々の事例の原因を追及することに捉われず、問題の根本であるより良い都市環境の創造に向けた学習や研究に産官学の有志で取り組み続けている。
伊藤会長は「50年の間に都市環境と自然環境が大きく変わった。まだまだ環境問題は課題が山積しており、これからもささやかな一翼を担うことが出来れば」と会員の前で挨拶した。
続いて、国土交通省中部地方整備局長の堀田治さんが「インフラがつなぐ中部の未来~中部圏50年のあゆみと、今後の方向性について」と題して講演を行った。