岡田米山人《青緑山翠図》1819年

岡田米山人《青緑山翠図》1819年

三重県立美術館で9月23日(金・祝)から開館40周年記念企画展「岡田米山人と半江 展」が開かれる。会期は11月6日㈰まで。
江戸時代の大坂(現・大阪)に、ある米屋の親子がいた。父の名は岡田米山人(1744~1820)、子は岡田半江(1782~1846)。
父の米山人は、米屋でありながら書画のうまい変わり者として当時大坂で名の知られた存在だった。やがて津藩にその才能を認められ、父子二代にわたり津藩の大坂屋敷に勤めることとなる。父子ともに、商人あるいは役人として都会の喧騒に身をおきながら、心は自由であろうとし、友人知人とよく遊び、意のおもむくままに筆をはせて、画家として独自の境地を開いていく。今日、米山人と半江は、江戸時代後期の代表的な文人画家として評価されている一方、その作品を観覧できる機会は多くない。
今展では、米山人と半江の回顧展として、46年ぶりにまとめて公開する。

岡田半江《春靄起鴉図》1841年

岡田半江《春靄起鴉図》1841年

開館時間は9時半~17時(入館は16時半まで)。観覧料は一般1000円、学生800円、高校生以下は無料。休館日は毎週月曜(但し、10月10日は開館)、10月11日。問い合わせは☎059・227・2100。
本紙読者5組10名に招待券をプレゼント。希望の方は葉書(〒514の0028、津市東丸之内26の12、三重ふるさと新聞「美術館」係)・FAX(059・222・3331)・メールfurusato@ztv.ne.jpで、郵便番号・住所・氏名・年齢・連絡先を明記してお送りください。多数の場合は抽選。締切は9月29日必着。
尚、当選は券の発送をもって代えさせて頂きます。