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12月16日・17日、福岡県北九州市で行われる「第24回全日本ブロック選抜車いすバスケットボール選手権大会」に三重県身体障害者総合福祉センターを拠点に活動する「三重チャリオッツ」所属の山口幸伸さん(46)と稲葉潤一郎さん(55)が東海北陸選抜チームの一員として出場する。
パラリンピックの種目にも採用されている競技で、競技用車いすは運動性を高めるために車輪にハの字状の角度がついており、座席などは選手のハンデに合わせて調整を施す。通常のバスケットボールと同じコート、ゴール、ボールを使用し、ルールもダブルドリブルがないことなどを除けばかなり近い。スピード感溢れる白熱のプレーが繰り広げられる。
近年は新型コロナの感染拡大によって試合が無く、久方ぶりの大舞台に心を躍らせる二人。
先天性の障害で両足を欠損している山口さんは競技歴30年で4度目の選抜。シュートが得意な攻撃の要。稲葉さんは36歳の時に交通事故で下半身不随となったが、間も無く競技に魅了された。12回目の選抜。センターとしてゴール下を支える。
山口さんは「出場する以上は優勝」、稲葉さんは「久しぶりに強豪の選手とプレイするのも楽しみ」と熱く語る。二人の活躍とチームの躍進にも期待が集まる。
2022年12月8日 PM 4:55