菌打ちに挑戦する参加親子

 ㈱岩出菌学研究所(隅谷利光・代表取締役。本社・津市末広町)が11日朝、同社敷地内で「第15回親子きのこ教室」を開き、16家族46名の親子がシイタケ栽培を体験した。新型コロナウイルス感染症の影響で休止していたため、今回が3年ぶりの開催となった。
 子供達にきのこについて知ってもらおうと、この時期に毎年開いているもので、毎回、募集と同時に申し込みが殺到する人気企画だけあって今年も定員がすぐ満杯に。
 はじめに、所長の多田有人さんが原木シイタケの管理方法等を説明。その後、用意されたコナラとクヌギの原木100本にシイタケ菌の繁殖した「種駒」を打ち込む作業に親子で協力して挑戦した。
 良いシイタケが育つためには、深く打ち込み過ぎても、浅くてもダメとあって、子供達は金づちで一つひとつ慎重に取り組んでいた。
 作業終了後は、参加家族に「シイタケ菌がまわった原木」が同社から記念品に配られ、参加親子にとっては冬の良い思い出となった。