2023年7月

展示品と共に…真柄さん

津市乙部の津乙部郵便局で、介護福祉士の真柄力也さん=津市乙部=のコレクションを展示する相撲のお宝展「大相撲乙部場所」が開かれている。会期は31日まで(土日祝休除く)。入場無料。
 同郵便局の一角には、大相撲ファンである真柄さんが長年をかけて集めてきたポスター、手形入り色紙、写真、パンフレット、雑誌などから厳選した26品が所狭しと飾られている。展示会は定期的に開かれているが、今回は現在開催中の大相撲名古屋場所に合わせた。
 展示品の一部を紹介すると…各時代を彩った名力士たちが掲載された各場所のポスターを眺めているだけでも、相撲の歴史を感じられる。昭和の大横綱・千代の富士、平成の相撲ブームを牽引した若乃花(若花田)と貴乃花(貴花田)、史上最多優勝記録を持つ白鵬、現役で活躍している貴景勝、御嶽海、遠藤などにちなんだ品々が揃う。
 真柄さんは「開催中の名古屋場所と一緒に楽しんで頂けたら」と笑顔で話す。

講演する菊地弁護士

 社会福祉法人・三重県厚生事業団の設立50周年記念事業が6月22日、県総合文化センター中ホールで開かれ、多くの来場者で賑わった。
 同事業団は、県立の福祉施設を運営し、県民福祉の向上に貢献する事を目的に昭和48年(1973)に三重県が設立。現在は県立いなば園、県身体障害者総合福祉センターを運営。知的障がい者や身体障がい者が安心して暮らせるよう質の高い支援サービスを提供している。
 記念式典では、日頃から同事業団に協力している3団体=脳外傷友の会「三重TBIネットワーク」、三重県障がい者スポーツ指導者協議会、三重県いなば園園芸ボランティア=に感謝状を贈った。
 式典後は、講師に「行列のできる相談所」などのテレビ出演で知られる弁護士の菊地幸夫さんが「菊地流・自分らしく生きる術」と題して記念講演。「自己肯定感が低い子どもが多く、人と違うライフスタイルがやりにくい時代にあって、多くの人が自分らしく生きたいと思っていても、やっぱり違う、と模索するのが人生、死ぬまで分からない。自分の良い所、強みを伸ばすためにも自分を見つめ直す事が大事」と話した。
 このほか、大道芸や、サクソフォンカルテットの演奏も披露された。

 ◆三重の実物図鑑 特集展示 戦争と三重 7月22日㈯~8月27日㈰、県総合博物館で。同館が所蔵する戦争関連資料の中から、特に多種多様な資料からなる雲井コレクションを中心に、戦争におもむいた兵士や、当時の国民生活がわかる資料を展示。観覧無料。

[ 4 / 5 ページ ]12345