三重フィルハーモニー交響楽団との協演

10月29日、三重県文化会館中ホールで、津まつりでもお馴染みの創作和太鼓チーム「津・高虎太鼓」の50周年記念演奏会「邂逅」が開かれ、660名の聴衆が集まった。
 同チームは、73年に津青年会議所の20周年記念事業として発足。故・金子圭佑さんが音楽監督に就任すると少年隊を結成音楽としての太鼓を追求。金子さんの急逝後も思いは受け継がれ、津市の郷土芸能の一翼を担うチームとして市民にも広く親しまれている。現在は小学生から70代まで150名が所属。
 創成期からチームを支え続けている会長の中田正己さんは「古い曲、新しい曲との出会い、今までの歩みを味わって頂けたら」と挨拶。金子さんの妻で顧問の勝子さんも東京から駆け付け、大きな節目を祝した。
 演奏会では、トップチームのハイレベルな演奏や、未来を担う少年隊の演奏など、新旧を交えた多彩な楽曲が披露され、聴衆を魅了した。
 金子さんが設立に関わった兄弟チーム「三重フィルハーモニー交響楽団」との協演、ルーツである「津青年会議所高虎太鼓」、女性チーム「津・高虎太鼓華乃津会」も素晴らしい演奏を披露し、会場を沸かせた。