大川学園・三重調理専門学校2年生が、11月30日、同校実習室で総合調理実習(レシピ開発)の成果を発表した。
 「食関連産業の新たな価値創出を担う人材の育成」と「食関連産業の将来を担う人材の確保」を2本柱とする取組みとして、三重県雇用経済部が設立した「みえの食の人材育成プラットフォーム」の一環である産学連携事業「みえの食の達人による出前授業」で、同校は昨年度、ゴマ油の生産で実績のある九鬼産業㈱(本社・四日市市)から「ゴマ」に関する授業を受けたことから、その後の授業で同社のゴマ油、ゴマペースト、ゴマなどを使ったレシピ開発に取り組んできた。
 当日は、九鬼産業の担当者など関係者が出席。学生らがアイデアを出し合って開発したグラタン&コロッケ、バーガー、フォンダンショコラ、マリトッツォ、フィナンシェ、エクレアの6品を調理。同社の社員が試食しながら、さらに美味しくなるようアドバイスをする場面もあった。
 尚、この日、発表した胡麻を使った料理と菓子の一部は12月20日㈬に同校1階にある実習店舗「ピッコロ」で発売することを検討している。