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2024年1月
3月2日8時半~11時半に一志町歴史語り部の会が「津市一志町内神社巡り」を開催。
同会は今年1月に設立20周年を迎えるため、その記念事業の一つとして企画。町内4地区の代表的な神社をマイクロバスで巡り、氏子代表や宮司からの神事や縁起の紹介を受ける。
▼集合場所=一志総合支所。
▼受付時間=8時~8時20分。
▼巡る神社と神事=波瀬地区=波氐神社・本神輿、大井地区=大井神社=弓引き神事、高岡神社・奉納手踊り、川合地区=波多神社・祈年祭(八太)。出発前に各神事についてのビデオを観賞し、現地で神事に関わる用具などを見られる。
▼参加費無料。
▼定員=40名、事前申込制。先着優先。受付期間2月1日~20日。
▼申込・問合せは津市一志総合支所地域振興課☎059・293・3000。
2024年1月25日 AM 4:55
東京農工大学と三重大学のグループは、アルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβが、人工細胞膜中で毒性を持つ構造に変化する様子をリアルタイムに観察することに成功。膜中のコレステロールが毒性構造への変化を促進することや、カテキンが毒性構造を阻害することを見出した。この発見はアルツハイマー病の治療法開発に有用な知見となることが期待されている。
アルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβ(Aβ)は凝集性が高く、単量体(モノマー)から中間体の重合体(オリゴマー)を経てアミロイド線維を形成することが知られている。中でも、オリゴマーに強い細胞毒性があることがわかっている。Aβオリゴマーの細胞毒性機構の一つがチャネル(細胞膜を貫通する孔)形成であり、神経細胞膜中に孔を開けることで細胞死を引き起こすが、これまでAβが膜中でモノマーからオリゴマーに凝集していく過程は確認されていなかった。
最近、小さい繊維状のオリゴマー(プロトフィブリル)を標的としたモノクローナル抗体であるレカネマブがアルツハイマー病の新薬として承認され、Aβの凝集過程を理解することがますます重要視されている。
今回の研究は、東京農工大学大学院工学府大学院生の沼口友理さん(当時)、竹内七海さん(卓越大学院生)、同大学工学研究院生命機能科学部門の塚越かおり助教、池袋一典卓越教授、川野竜司教授、これに三重大学大学院工学研究科応用化学専攻の鈴木勇輝准教授らによって実施。
研究チームは、マイクロデバイスを用いたチャネル電流計測によって、Aβモノマーが脂質膜(人工細胞膜)中で凝集してチャネルを形成していく過程の観察を試みた。チャネル電流計測では、Aβと脂質膜の相互作用によって流れるイオン電流を電流シグナルとして観測することができる。AβモノマーとAβオリゴマーでは電流シグナルの特徴が異なるため、Aβの膜中でのチャネル形成を電流シグナルの変化から観測することができる。
Aβモノマーを用いてチャネル電流計測を2時間行ったところ、時間経過に伴うシグナルの変化が観測され、膜中でAβモノマーが凝集してオリゴマー化し、チャネルを形成する事実を発見。
続いて、神経細胞膜を模倣した人工細胞膜を用いて計測したところ、コレステロールを含む膜組成においてチャネル形成シグナルが多く観察され、膜中のコレステロールがAβの膜中でのチャネル2形成を促進することがわかった。さらに、Aβの凝集阻害剤であるカテキンの一種EGCGによるAβチャネルへの作用を調べた結果、EGCGの添加により電流シグナルが減少し、EGCGはAβの凝集だけでなく、膜中に形成されたチャネルの活性も阻害することを新たに発見した。
同研究により、チャネル電流計測によってAβと人工細胞膜との相互作用を観測し、凝集の過程を観察できることが明らかになった。これにより、Aβと神経細胞膜との相互作用の解明が進み、アルツハイマー病の治療法開発に貢献することが期待される。
2024年1月25日 AM 4:55
三重大学の持つ知識を一般と共有しようと各分野の専門家を招き隔月ペースで開いている津市・津市民文化祭実行委員会主催の三重大学シリーズ、第110回文化講演会?「発見塾」が1月27日㈯13時半~15時、津リージョンプラザ1階中央保健センター待合ホールで開かれる。主催=津市民文化祭実行委員会・津市。主管=津文化協会。後援=三重大学、本紙。
今回の講師は同大学生物資源学研究科の古丸明教授。テーマは「真珠の美しさの秘密」。
古丸教授は「真珠の美しさは、真珠の柔らかい光沢と独特の美しい色からきています。真珠の色は、真珠に含まれる色素(黄色いか、白いか)によるものと、真珠層の構造から得られる色(色素によらない)があります。色素による色は、貝が分泌する黄色色素の量で決まっています。
一方、真珠の断面には、薄い層が多数積み重なっています。一層が厚いと若干色がピンクに、薄いと青になりますが、これは色素によらない色です。また、真珠の表面で光の一部は反射します。表面の平滑な方が光沢は強くなります。このような真珠の美しさの秘密について、真珠を収穫するのが冬である理由も含めてご紹介します」と話す。
入場無料、事前申込み不要。直接会場へ。
問い合わせは☎090・1236・1144辻本さん。
尚、会場は土足厳禁で履物の収納スペースは設置されている下駄箱を使用。
2024年1月25日 AM 4:55