2024年1月

青木謙順県議の音頭で乾杯の様子(プラザ洞津にて)

 不動産取引業者などで作る(公社)三重県宅地建物取引業協会津支部=津市上浜町1丁目=が12日、プラザ洞津で支部大会、研修会を行った後、夕方から行政・政界・不動産業界の代表らを招き「令和5年互礼会」を開催。不動産の積極的な取り組みを推進する事を確認した。
 会場には来賓として前葉泰幸津市長、青木謙順、杉本熊野、今井智広、川口円、龍神啓介の各地元選出県議のほか、土地家屋調査士会、行政書士会、司法書士会の各会役員が出席。
 はじめに松田貞司支部長が「まず能登半島地震で被災された方にお見舞い申し上げると共に一日も早く復興することを祈念する。
 一方、我々の地域でも南海トラフ巨大地震の発生が危惧されるだけに他人事ではない。不動産業界も災害に備えたまちづくりのお手伝いをし、不動産の売買をやっていかなくてはならない。今後も行政と情報交換しながら地域の発展、業界の発展のために関わっていく」と挨拶した。
 その後、青木県議の音頭で乾杯。会場ではいくつも歓談の輪ができ新春を祝った。

展示されている名作映画のポスターと共に平田さ

 津市美里町北長野の美里ふるさと資料館で、昭和の名作映画を中心としたポスター展が開かれている。入場無料。
 展示されているのは、同町南長野在住の平田政敬さん(66)が長年かけて収集してきた七人の侍、燃えよドラゴン、スターウォーズ、トップガンなど誰もが知る有名作品のポスター39点。
 平田さんは初めて映画館で荒野の七人を鑑賞して以来、映画に夢中になった。それ以降は、映画館に足を運ぶたびにポスターを購入しながらコレクションを増やしてきたため、上映当時に販売された貴重なものも多い。
 平田さんは「私と同年代の方だけでなく、若い方にも楽しんで頂けるはず」と話す。会期は2月末まで。資料館は月曜休館。開館時間は9時から17時(入館は16時まで)。

 

黄綬褒章の勲章と宮﨑祐史さん

「むらた表具店」=津市一身田上津部田2129番地の3=店主の宮﨑祐史さん(46)が令和5年、秋の褒章で黄綬褒章を受章した。
 宮﨑さんは亀山市出身。日本画家の父に影響され、表装の世界に憧れを抱き、高校卒業後に表装会社に就職。仕事に従事しながら愛知県の工芸訓練校に通い、伝統的な表装の技術を習得。 その後、表具師の8代目・村田善右エ門の時代より真宗高田派本山専修寺の御用達表具処の指定を受け140年の歴史を持つ「むらた表具店」に弟子入りし、先代の指導を仰ぎながら修業に励み、掛軸修復・ふすま、額装、屏風、表具などの技に磨きをかける。現在、11代目村田善右エ門を伝承し、全国の寺院の表装・修復も手がけている。
 平成31年3月に第30回技能グランプリ一般製造部門・表具職種で最高賞となる内閣総理大臣賞を受賞。令和4年11月には「現代の名工(卓越技能章)」に選出された。
 今回の黄綬褒章は、秀でた技術を駆使し、長年にわたり業界発展に尽力した功績に対して送られたもの。昨年11月13日に東京のホテルニューオータニで伝達式が行われ、その後、皇居宮殿内「春秋の間」にて天皇陛下に拝謁した。
 受章に対し宮﨑さんは「たいへん光栄。身が引き締まる思いです。同世代以下の若い職人に日本の伝統の技を伝えることも責務とし精進します」と話す。

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