三重県総合文化センター第2ギャラリーで、29日㈭〜3月3日㈰までの10時〜16時(最終日は15時まで)、『第十六回桂筆会かな書展』が開かれる。主催=桂筆会、後援=正筆会・津市教委・中日新聞社、本紙。
 「桂筆会」は日本の文化である仮名書道の研究を目的としたグループ。 会員の年齢は20歳代~80歳代と幅広く、習い始めて数年の会員から30年以上というベテランまで、主宰の高根桂祥さんが津市一身田大古曽で開く教室で日々研鑚を積んでいる。展示会は2年半に一度のペースで開催している。  
 今展では、各自が好きな歌や詩、言葉を多彩に表現した折帖、臨書、軸装、額装、巻子など100点以上を展示。遊絲連綿(二文字以上を続けて書く書体)の美しさや、書く人によって異なる味わいが楽しめる。
 高根さんは「今回は、かな作品に加え、誰もが読め、親しまれる調和体作品にも挑戦しました。来場者の皆さんに楽しんで頂けるよう心を込めて作品創りしました。早春のひと時をゆっくり御覧下さい」と話している。問い合わせは高根さん☎津232・6369。