シイタケの菌打ちを体験する参加親子

 ㈱岩出菌学研究所(隅谷利光・代表取締役。本社・津市末広町)が10日朝、同社敷地内で「第16回親子きのこ教室」を開き、20家族65名(大人34名、子供31名)の親子がシイタケの栽培を体験した。
 シイタケがちょっと苦手な子供達も少なくないが、食べると美味しい原木シイタケできのこ食と生物(菌類)に興味を持ち、木から生えるシイタケを見て好奇心を育んでもらおうと毎年この時期に開いているもの。『食育』にも役立てられると毎回、募集と同時に申し込みが殺到する人気。
 はじめに、所長の多田有人さんが原木シイタケの管理方法等を説明。その後、用意されたコナラとクヌギの原木100本にシイタケ菌の繁殖した「種駒」を打ち込む作業に親子で協力して挑戦した。
 良いシイタケが育つためには、深く打ち込み過ぎても、浅くてもダメとあって、子供達は金づちで一つひとつ慎重に取り組んでいた。
 作業終了後は、参加家族に「シイタケ菌がまわった原木」が同社から記念品に配られ、参加親子にとっては冬の良い思い出となった。