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2月2日、大川学園・三重調理専門学校で創業セミナーが開かれた。昨年8月29日に同校と三重県信用保証協会が連携・協力に関する覚書を交わしたことから実現したもの。同校で調理師を目指し日々勉強している生徒らに対し、将来、自分の店を開業する場合の資金調達の仕方など、金融に関する知識を解説した。
この日の講師は経営コンサルタントの横山博昭さんと信用保証協会・保証部創業支援課の奥山英佑さん。
信用保証協会は、信用保証協会法に基づき設立された認可法人で全国に51協会あること、中小企業が事業資金を民間の金融機関から借り入れする際に借入債務を保証する機関であり、「公的な保証人」として融資を受けやすくなることなどを説明。その後、生徒らに実際に開業に必要な設備や物品などを考えてもらい、初期投資がいくらになるか、また、開業後の運転資金を含めた事業資金を借りた場合、金利を含めた返済を何年で返すのか、など具体的なシミュレーションをしてみせた。
セミナー後は、同校の卒業生で、同協会を活用して松阪市飯南町で創業100年を迎える和菓子店「甲子軒」の三代目を継いだ星野美沙希さん(27)が登壇。新店舗の建設や、洋菓子をメニューに加えた事など自らの創業体験談を話し、生徒らにエールを送った。
2024年2月8日 AM 4:55