消費税など間接税の税務協力団体として税の標語募集をはじめ、学校での出前税金教室の実施などを通じて正しい税制の理解普及や、e─Taxの普及推進などに取り組んでいる津間税会=津市南丸之内。森昌哉会長=は2月7日、研修講演会を開催。同会会員と一般の計43名が参加した。
 第1部の講師は遠山病院名誉理事長の加藤俊夫さん。テーマは「外科医45年、現役続行中」。
 加藤氏は地域を代表する外科医として長年、地域医療に貢献。週刊誌の「医師が選んだ胃カメラの名医全国120人の一人」にも選ばれている。中でも肺がん、大腸がん、胃がん、食道がん、すい臓がんなどの早期発見と治療のために現在までに約4万例を検査している。
 加藤氏は、胃がんの早期発見にはバリウムでは見落とす恐れがあるので、胃内視鏡(胃カメラ)を推奨。「胃と同時に食道、十二指腸も診てもらうこと」、同じく肺がんの早期発見には、「胸部X線よりもCT検査が有効であること」など、一般的に行われている検診ではなく、より精度の高い検査の受診の必要性を強調した。
 発見が難しいすい臓がんには、膵管や胆管の詳細な描出が可能なMRCPを定期的に受けることで早期発見に繋がるとした。最後に「がんは予防は難しいが、早期発見すれば治療して治すことができる」と締めた。
 ティーブレイクを挟んだ第2部では、津税務署の中森正署長が「税金あれこれ」と題し、相続税の仕組みのほか、社会保障の安定のために消費税の果たす役割が大きくなっていること、確定申告は、マイナポータル連携による申告書の自動入力対策の拡大など、利便性の向上に取り組んでおり、スマホを用いた簡単・便利な自体等からのe─Taxを利用した申告の推進について詳しく話した。

 ▼第10回郷土芸能フェスティバル=3・3、お城ホール
 ▼津市民文化祭音楽部門「三曲」=3・10、お城ホール
 ▼津市民文化祭音楽部門「合唱音楽」=3・3、久居アルスプラザときの風ホール
 ▼久居公民館まつり=3・10、ときの風ホール
 ▼根っこ劇場・おとなもこどももたのしく学ぶ日本の神話(建国記念の日と桃の節句のお話)=3・3、白山総文しらさぎホール
 ▼フォトフレンドTsu第14回写真展=3・13~17、津リージョンプラザ
 ▼全日本写真連盟久居支部写真展=3・1~3、久居アルスプラザ
 ▼三重旺玄小品展=28~3・3、三重画廊
 ▼桂文我独演会特番「お伊勢参りの落語を集めて」=25、ときの風ホール
 ▼白山地域文化祭=24~25、白山総文
 ▼河芸写真サークル全日本写真連盟本城支部合同写真展=22~25、アストプラザギャラリー
 ▼第37回全国シルバー書道展三重展=~24、県総文第2ギャラリー
 ▼津市ダンススポーツ連盟・新春ダンスパーティ=25、県総文第1ギャラリー
 ▼男女共同参画フォーラム~みえの男女2024=3・2、県総文多目的ホール
 ▼ワンコインコンサート・ヴィオラ田原綾子=3・6、県総文大ホール

全国大会に出場する西山さん、若林さん、大倉さん

 津市のチアダンスチーム「Mighty Girls(マイティ・ガールズ)」が3月28日に東京・幕張メッセで開催される(一社)ユナイテッド・スピリット・アソシエーション・ジャパン (以下、USA)が主催する「USA THE PERK 2024(全国選手権大会)に出場する。
 USAは、チアリーディング、ソング/ポン、ダンス競技の指導と育成をする団体。毎年12月から2月にかけて全国14箇所で地区大会を実施し、基準点を超えたチームが出場権を獲得。チアダンスの頂点を決める業界最大級の選手権大会だ。
 同チームは今年で結成6年目。現在のメンバーは23名。保護者で講師の大倉良苗さんの指導のもとポルタひさい3階文化交流室で毎週木曜日の夕方6時15分から3時間練習に励んでいる。
 今回の全国大会に出場するのは、若林梨未さん(津高校2年)、大倉実優さん(鈴鹿高校1年)西山煌浬さん(久居中2年)の3名で、出場枠は高校生以上で構成する「シニアPОМ部門」。1月20日に大阪市浪速区難波のエディオンアリーナ大阪で開かれた関西大会で見事3位を獲得し全国大会への切符を手にした。現在は通常練習に加え、土日も特訓に打ち込む。
 チアダンスはチアリーディングから派生した芸術性の高い表現スポーツ。フォーメーション、フォーム、テクニック、表現力など総合的に高い演技が求められる。ちなみに、同チームの最高成績は2019年の全国大会(Nationals)の4位。今回はその上を目指す。
 講師の大倉さんは「チームの持ち味と得意技のブラッシュアップを図る」ことに重点を置き、現在よりもレベルの高い技に果敢にチャレンジするモチベーションと集中力の高さの維持に力を注いで指導しているという。そのために、SNSを活用して様々なジャンルで活躍する海外チームの演技を分析・吸収することにも余念がない。
 全国大会に向け、若林さんは「地区大会での反省点を踏まえ、普段の練習の成果を出せるようにする」、大倉さんは「地区大会では最高の演技ができた。全国大会では緊張すると思うけど、笑顔で全力を出し切りたい」、西山さんは「最年少ですがきっちり演技できるようにしたい」とそれぞれの意気込みを語ってくれた。

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