結城宗広佩刀と伝わる名刀 銘 盛重を社外初公開!津市垂水の石水博物館で「創建200年記念特別展・結城神社の至宝」が開かれている。会期は4月7日㈰まで。
 結城神社は、後醍醐天皇の政権を支えた武将・結城宗弘公を祀る神社として文政7年(1824)、名君の誉れ高い津藩第十代藩主の藤堂高兌により創建。明治15年(1882)、別格官幣社に列せられて以降、津にとどまらず、南朝尊祟の時代背景も相まって全国から崇敬を集める。
 同神社では鎮座に関する歴史資料を伝えるほか、明治以降に結城一族から奉献を受けた社宝には後醍醐天皇や足利尊氏、北畠親房・顕家など、南北朝時代を代表する人物の発給した文書が含まれ、この時代を考える上で欠かすことのできない重要な史料として全国的に知られる。
 今展覧会では、これらの歴史資料を公開するとともに、ほとんどが社外初公開となる社宝を含む関連作品を展示。主な展示品は、結城神社文書(鎌倉時代~戦国時代、結城神社蔵、三重県指定文化財)。太刀 銘 備前国成綱(結城神社蔵)。 
 入館料は、一般500円、学生300円、中学生以下は無料。《結城神社しだれ梅まつり連携企画》同神社梅園の半券を提示すると入館料100円引き。同博物館の半券提示で同神社の梅園の入館料(800円)が100円引きとなる。
 月曜休館(但し祝日の場合は翌日)。開館時間は10時~17時(入館は16時半まで)。 
 問い合わせは同館☎津227・5677へ。

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