ラテン音楽を愛してやまない津のボーカルユニット・シエンプレが、今年も6月4日13時30分から県文化会館小ホールで津城復元応援の第9回コンサート『紡~音を紡ぎ思いを紡ぐ~』を開く。
 シエンプレは、学生時代からラテン・ヴォーカル&ギターとして活動してきた林敬天さん、ヴォーカル&キーボードの藤堂千秋さん、パーカッションの森和広さんで結成し、今年で11年目のグループ。
 林さんは元ビストロ・ピアット経営者で、津城復元の会・西田久光会長の長年の友人。藤堂さんは名張藤堂隼人家に嫁いだ人。また森さんは藤堂家の家紋・蔦を屋号とした鰻料理店つたやの前経営者で元家臣筋の人…それぞれの立場で津城復元への想いがあり、演奏会の益金寄贈や会場募金など草の根の立場で復元運動を応援し続けている。
 今回は友情出演に箏と尺八の邦楽デュオ「妙」を迎える。過去何度か友情出演している尺八の岡本莫山さん(日本尺八連盟県支部長)と箏の伊藤昌子さん(沢井箏曲院講師)、共に津市在住の演奏家。
 プログラム第1部は、「六段調」「絵夢」「風の歌」など邦楽古典や現代曲を演奏。
 第2部は、「ミス・ノチェス」「ラ・パロマ」「トゥクマンの月」「許し」「シン・ティ」「ある恋の物語」「ベサメ・ムーチョ」ほかラテンやフォルクローレの名曲を聴かせ、ジャンルの異なる異色の組合せによる音楽空間を愉しんでもらう趣向。
 入場は1000円(電話予約制、会場受付で清算)。
 売り上げの一部は津城復元資金として津城復元の会を通じて津市財政課に寄付する。ちなみに寄附金は2月末現在、延べ約3万3千人から7464万円余。
 予約・問い合わせは林敬天さん☎059・227・5823へ。