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消費税を中心とした間接税の納税者でつくる三重県間税会連合会(黄瀬稔会長=㈱オオコーチ会長)は5月7日、ホテルグリーンパーク津で第52回通常総会を開いた。
同会は、県下8つの単位間税会(津間税会・四日市間税会・伊勢間税会・松阪間税会・桑名間税会・伊賀間税会・鈴鹿間税会・紀州間税会)で構成。税務行政に協力することを基本理念とし、消費税のあり方を考える団体として「消費税 活かすみんなの間接税」をスローガンに、消費税の完納運動や周知啓発運動、学校へ出向いて児童・生徒向けの出張租税教室の実施。また、税の標語作品募集と表彰式、世界の消費税率を印刷したクリアファイルの配布などに取り組んでいる。
総会では、令和5年度の事業報告承認案、同収支決算報告承認案、令和6年度の事業計画案と収支予算案などを全会一致で可決した。
また、上部組織である「東海間税会連合会通常総会(静岡大会・6月11日に静岡市で開催)と全国間税会総連合会通常総会(北海道大会・9月26日に札幌で開催)を成功裡に収めるため、会員に対して積極的な参加も呼びかけた。
総会後は、名古屋国税局課税第二部の河之口幹夫部長が「税のよもやま話」をテーマに記念講演した。
河之口部長は、令和5年度の国の一般会計歳入額114兆3812億円のうち、消費税は23兆3840億円と20%を占めることから基幹税となっていることや、昭和50年(1975)から令和5年(2023)までの間に一般会計税収は増加しているものの、歳出はそれ以上に増加していることからその差を埋めるために発行し続けている普通国債残高は累増の一途をたどり、令和5年末には1068兆円に上ると説明。その要因の一つとして、社会保障費が1990年比で約3倍の約37兆円、国債費が11兆円増加した25兆円になっていることなど厳しい財政事情を説明した。
さらに、社会保障給付費(年金・医療・介護福祉その他)は「税と保障の一体改革」で公費と保険料で賄われていることを分かりすく解説した。
最後に、正直者が馬鹿を見ることなく、正直者が尊敬される社会の実現に向け、適正・公平な税務行政の推進に向け、取り組む姿勢を強調した。
2024年5月23日 AM 4:55
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