展示作品を鑑賞する稲垣さん(手前)と竹西さん

 津市美里町北長野の美里ふるさと資料館で、同町在住の稲垣英仁さん(77)と竹西義弘さん(80)による水彩画二人展を開催中。入場無料。会期は6月末まで。
 二人は公民館講座の美里水彩クラブで絵を学んできたが、受講者の減少によって解散となってしまった。そこで、創作の発表の場として昨年初開催し、今年も開くことにしたもの。
 今回の展示作品は27点。稲垣さんは人物を描いた絵が中心。下絵を廃し、絵の具の塗りで輪郭を表現していくため、かすむ境界が幻想的なタッチを生み出している。一方の竹西さんは、旅先の風景を描いたスケッチや写真の模写が中心。写実的なタッチで見事に様々な風景を描きあげている。二人は「お互いの絵を観るのも楽しみ。来場した方にも楽しんで頂ければ嬉しい」と語る。
 6月には一部展示作品の変更あり。月曜休館。時間は9時~17時(入館は16時)。