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2024年5月
三重大学の持つ知識を一般と共有しようと各分野の専門家を招き隔月ペースで開いている津市・津市民文化祭実行委員会主催の三重大学シリーズ、第112回文化講演会?「発見塾」が5月18日㈯13時半~15時、津リージョンプラザ1階中央保健センター待合ホールで開かれる。主催=津市民文化祭実行委員会、主管=津文化協会。後援=三重大学、本紙。
今回の講師は同大学教育学部の大坪慶之教授。演題は『清末の近代国家形成にむけた論争と現代中国』。
大坪教授は、「19世紀末から20世紀初頭の中国では、近代国家の形成に向けて様々な議論がなされます。その際に焦点になったのは、新国家の政治体制をどうするのか、誰が構成員である国民となるのか、どの範囲を領土とするのか、といった問題でした。
これらは清王朝の存続とも関わる重要なものです。一方で、現代中国では、国家の『分裂』・『統一』といった話題や民族問題が、マスコミ報道でしばしば取り上げられています。
ここで言われる『中国』『中国人』とはいったい何なのでしょうか。それらは中国の近代国家形成と、どのように関係してくるのでしょうか。これらについて清朝の統治構造、辛亥革命に至る動きを中心に歴史的に考えてみましょう」と話す。
入場無料、事前申込み不要。直接会場へ。
問い合わせは☎090・1236・1144辻本さん。尚、会場は土足厳禁で履物の収納スペースは設置されている下駄箱を使用。
2024年5月9日 AM 4:55