14日16時~20時(雨天の場合は21日)、津市片田井戸町の市立片田小学校のグラウンドで「片田っ子まつり」を開催。
 毎年、片田地区では、地元の八乳合神社の神事に合わせて、自治会がまつりを開催してきたが、コロナ禍をきっかけに途絶えてしまっていた。しかし、まつりは子供や若者を始め、地域の人にとって貴重なふれあいの場で地元に愛着を持ってもらうためにも必要と考えた地域の有志が「Ktd地区 地域activ隊」を立ち上げて、昨年に、この祭りを初開催したところ大好評だった。
 オープニングは社会人ビッグバンドのソルツアンドシュガーズの演奏、チアダンスやジャンケン大会、安田タクロウ単独ライブ、小学校で踊り継がれている片田っ子音頭、美里龍神太鼓演舞&子供太鼓体験、花火大会と多彩な内容。焼き鳥・焼きそば・フランクフルトなどが食べられる飲食ブースや、10店舗のマルシェやおもちゃ販売がある物販ブースも並ぶ。
 同隊の青木哲二さんは「子供や若者だけでなく、お年寄りにも是非足を運んで頂きたい」と笑顔で呼びかける。

 津市榊原町の温泉旅館「湯元榊原舘」は、歴史講座と温泉入浴とを組み合わせた人気企画の第6弾「みえを知る旅Ⅵ」を10月~来年3月にかけて開催。今回は三重の海、桑名藩と津藩、本居宣長と谷川士清といったテーマについて、多彩な講師陣から学ぶことができる。更に3周年として、同館への宿泊とバスツアーで、三重県総合博物館を見学したり、桑名市を学べる企画を10月18日に実施する。

参加を呼び掛ける湯元榊原舘の前田社長

 古来より日本中の人々の信仰を集めてきた伊勢神宮。その参拝の際には、奈良や京の都から伊勢国の入口に当たる榊原温泉は、身を清める〝湯ごり〟の地としての役割を果たしてきた。
 百年以上の歴史を持つ老舗温泉旅館の湯元榊原舘は、三重県の中心に位置し、県内を結ぶハブ的な役割を果たす津市から県全体の観光を盛り上げたい、という思いで、美肌の湯として親しまれる温泉入浴とセットとなった歴史教室「みえを知る旅」を2年前から前期後期で開催してきた。これまで多彩なテーマで計30名の講師を迎え、三重県民にも余り知られていない三重の歴史・人物・産業・文化などを学ぶ場を提供。毎回定員いっぱいの70名が集まるほどの好評を博してきた。
 今回の「みえを知る旅Ⅵ」は全6回。これまでの講座で学んだ内容を、現地まで足を運んでより知識を深める取り組みをしてきたが、今回はそれをより深めた3周年企画も実施する(内容は後述)。
 みえを知る旅Ⅵの内容は…
 ①「三重の海と日本人のかかわり」…10月21日㈪10時〜12時、講師は鳥羽市立海の博物館館長の平賀大蔵さん。②「桑名藩と津藩」…11月11日㈪10時〜12時、講師は桑名市博物館館長の杉本竜さん。③「18通の手紙にみる、宣長と士清」…12月9日㈪10時〜12時、講師は本居宣長記念館名誉館長の吉田悦之さん。④「伊勢の藤堂、津の藤堂」…1月20日㈪10時〜12時、講師は伊賀市教育委員会事務局文化財課歴史資料係の山本厚さん。⑤「神の都・伊勢の茶の湯」…2月10日㈪、講師は皇學館大學現代日本社会学部特別招聘教授の淺沼博さんと茶道裏千家名誉師範の淺沼宗博さん。⑥「もっと知ろう、橘南谿!」…3月10日㈪10時~12時、三重郷土会常任理事の浅生悦生さん。この他、9月に関連企画で「熊野古道の一日体験」(定員15名・別途参加費)も開催を検討中。
 参加は、湯元榊原舘、道の駅津かわげ、アスト津1階の津市観光協会と2階の三重県観光連盟に設置されている専用申込用紙に記入し、FAXで送信。定員は先着70名。参加費は6回分7500円(入浴料込み)の一括払い。ただし第5回のみこの回だけの特別参加が可能。募集締め切りは10月11日。
 3周年企画は10月18日・19日に実施。参加者は、18日15時に湯元榊原舘に集合後、三重県総合博物館МieМu開館10周年記念企画展「刀剣 三重の刀とその刀工」(会期10月5日から12月1日)に合わせ、同展で展示される名刀「村正」を所蔵する桑名市博物館館長の杉本竜さんより、村正の展示にまつわる話と、桑名市博物館の企画展「生誕百年 小林研三」の紹介を受ける。その後、温泉入浴など自由時間をした後、杉本さんを囲んでの食事会。翌日はバスツアーで三重県総合博物館で担当者から概要の説明を受けた後に見学。桑名市に移動し、歴史案内人のガイドを受けながらの史跡めぐり(六華苑や七里の渡しなど)をした後に桑名市博物舘を見学…という流れ。先着15名。費用は一人2万5000円(1泊2食付)。募集締め切りは9月20日。
 三重県は全国や世界にも知られた伊勢神宮や伊賀の忍者などの観光資源を有するが、その陰にも魅力的なコンテンツが綺羅星のごとくひしめいている。来春迎える3周年に向け、企画は充実していくが、湯元榊原舘の前田諭人社長は「三重県の観光をつなげていくところから始めて、様々な協力を受けられるようになった。今後も三重県の観光の見直しにつながっていけば」と語る。
 みえを知る旅・3周年企画についての問い合わせは湯元榊原舘☎059・252・0206へ。
こちらからも申し込み可能

 9月29日㈰13時30分~15時、津センターパレス2階ホールで、ときめき高虎会が主催する歴史講演会「津藩家中の職務と武家のくらし」が開かれる。
  講師は元三重県史編さん事務局職員の藤谷彰さん。令和6年度は藤谷さんによる4回の連続講座で今講演会が第2回。
 津藩の藤堂家家中は、江戸時代前期には、津付・伊賀付・江戸付に別れていたが、その職制は類似しており、異動があった。講演では職制や昇進・加増ついて分析する。更に武家は職務と連動して年間を通じた様々な年中行事や儀式を執り行ったことから、津藩家中の日記などを素材に、職務や年間行事・儀式など、武家の生活を明らかにしていく。会場では関係書籍を特別割引で販売する。
 事前申し込み不要。参加費は一般600円。
 問い合わせは赤塚さん☎090・7313・0182へ。

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