津市一身田大古曽の㈱アルファ事務所2階大会議室で「小川水彩画教室展」を開催中。入場無料。会期は12月24日㈫まで。
 小川洋一さんが主宰する水彩画教室「四季の風」は、美里(津市)、嬉野(松阪市)など、4地域で教室を運営しており、40代~70代の47人の生徒が通っている。54歳の時に本格的に絵に打ち込み始めた小川さんは、透明水彩ならではの繊細な色合いや筆致で近場や長野県など旅先で出会った四季折々の風景を描いている。技法的には、自然界に存在しない白と黒の絵の具を使用せず、調色によるグラデーションで色彩や光の変化を表現することなどを大切にしている。
 教室では、指導者というよりもアドバイザーという立場で生徒に寄り添い、一人ひとりの個性を伸ばすサポートを心がけている。11月中は美里教室の生徒の作品20点と小川さんの作品3点を展示した。12月からは入れ替わりで嬉野教室の生徒の作品を展示。様々な場所で描いた風景画が会場を彩っている。
 小川さんは「創作する際に、風景を観察すると普段見落としているものがあることに気づける。描く側の生きてきた積み重ねも絵に表現される」と水彩画の魅力を語る。
入場時間は平日のみ8時~12時、13時~17時(12時~13時は昼休み)。