1日、津市一志町波瀬の安楽寺で「伊勢の津七福神」の開創12周年記念法要が催された。
 伊勢の津七福神は、津市内の霊験あらたかな7寺社が宗教・宗派の垣根を超えて連携した霊場めぐりで平成24年に開創。各々を七福神の一柱に見立てており、技芸上達の弁才天霊場の円光寺=津市河芸町上野=、無病息災の福禄寿霊場・結城神社=津市藤方=、五穀豊穣の大黒天霊場・四天王寺=栄町、必勝祈願の毘沙門天霊場・津観音=大門、延命長寿の寿老神霊場・高山神社=丸之内、商売繁盛の恵比須天霊場・初馬寺=栄町、子孫繁栄の布袋尊霊場・安楽寺という構成。
 法要には約120名が参列。同寺の和田正道住職を導師に、各寺社の代表者が参列者の無病息災などを願った。
 伊勢の津七福神友の会の西田久光会長は「布袋尊のモデルは中国の実在の僧で街の中をニコニコしながら色々な方に笑顔と福を授けていた。皆で福を分かち合って良い世の中をつくっていくという気持ちで法要を楽しんでもらえたら嬉しい」と語り、和田住職は「伊勢の津七福神で、波瀬に足を運んでいただく機会も増えてありがたい。この霊場と共に津が発展することを願う」と挨拶。
 法要後には、三重県曹洞宗青年会が成道会法要を行い、同青年会有志による「鼓司」の和太鼓演奏や茶話会も催された。