ミエサツキを植樹する井上社長(左)と鈴木局長

 17日、三重県尾鷲庁舎で、三重トヨペット㈱が実施する「第49回ふれあいグリーンキャンペーン」の苗木贈呈式が行われた。
 11月7日に三重県庁で目録贈呈されていたミエサツキの苗木300本のうち、尾鷲庁舎に贈られたのは127本。同社は、苗木と緑の募金を届ける取り組みを、昭和51年から続けている。地域に根差した環境保全活動として、49年目を迎えた。寄贈した苗木の累計本数は、8千390本。
 贈呈式で、同社の井上喜晴社長は「トヨタでは、電気自動車やハイブリッド車など、環境にやさしい電動車の構成比率が50%を超え、環境への取り組みを強化している。苗木が尾鷲で育ち、景観向上とともに環境対応へも協力いただければ」と話し、尾鷲庁舎の管理者である三重県紀北地域活性化局の鈴木さおり局長へ苗木を手渡した。
 鈴木局長は「尾鷲庁舎のある紀北地域は、海、山、川、世界遺産熊野古道のある緑あふれた癒しの地。春になれば花が咲き、来庁舎に安らぎを与えるはず。サツキの花言葉は『協力を得られる』。寄付していただいた苗木をきっかけに、多くの交流が生また。このご縁を大切にしていきたい」と感謝の言葉を述べた。
 記念植樹の後、職員が尾鷲庁舎の周辺に植樹を行った。