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ふるさと津の案内人!津観光ガイドネット
第11回目は、津市美杉町の3地区(伊勢地・奥津・多気)の住民23名でつくる「伊勢本街道を活かした地域づくり協議会」=結城實会長(81)=の部会の一つとして活動している『伊勢本街道美杉会』を紹介。
同美杉会は平成15年、地域住民によって「みえ歴史街道みすぎ語り部研究会」として発足。当時は、町内のリゾートホテルの利用客向けの名所案内などで、地域の観光振興に貢献していた。その後、19年に名称を「みえ歴史街道美杉会」に変更し、21年に現名称になった。
現在の会員は7名。大阪や奈良からの観光客や、大学生などを対象に、3地区を通る伊勢本街道をはじめ飼坂峠、北畠神社などを案内。歴史散策やウォーキングなど観光客らの目的に合わせて時にはユーモアを交えて話し、地元の魅力をPRしている。
一方、会員を含め住民が高齢化し、地域の過疎化が進むなか、若い世代に地元の歴史を知ってもらうことや、いかに他地域から集客するかが課題になっているという。
そんななか、昨年11月にあった美里中学校の遠足では初めてガイドを務め、奥津宿のれん街や美杉ふるさと資料館などの案内や、事前の出前授業を実施。子供達と交流しながら地域の歴史を伝える貴重な機会となった。
また今春、JR名松線の伊勢奥津駅前に観光案内施設がオープンし、27年度内に同線が全線復旧するが、同美杉会では同線のPR・集客にも取り組んでいくという。
結城さんらは「名松線が全線復旧したら美杉町内でイベントを開き、松阪方面の人にも列車に乗って来てほしい」と話している。
同美杉会への問い合わせは結城さん℡059・275・0128へ。
2014年1月30日 AM 4:55
第10回目は『安濃津ガイド会』=藤本智恵子会長(58)、会員44名=を紹介。
同会は前会長の西山光正さんが、津の語り部や、津の歴史を勉強している人、観光ボランティアガイドの活動に興味のある人に声をかけ、平成19年に「安濃津城下散策ガイド会」として発足。のちに現名称になった。
会員らは市内のほかのガイド団体からノウハウを学んだり、京都府宇治市や大阪府堺市への研修旅行などで積極的にガイドの技術を磨いてきた。
現在、津藩祖・藤堂高虎公や浅井三姉妹(茶々・初・江)ゆかりの地をはじめ名所・旧跡を案内し、津市の魅力を観光客や市民らに伝えている。
また、昨年10月には、3回にわたってボラガイド養成講座を開き、津城跡や四天王寺、津観音に関する講義や現地ガイドなどを行った。
津観音では会員が、境内の市指定有形文化財・工芸「銅造水盤」の前で、縁に祀られている龍は頭から尾まで全身が造られており、水盤の龍としては珍しいことを説明。参加者は興味深く聴き入っていた。
藤本さんは「例えば、津城跡では、石垣から歴史の話を広げることができる。それが魅力ですごく面白いです。一人でも多くの人に津の良さを知ってもらいたい」と話している。
同会への問い合わせは副会長の高森さん℡059・227・4665へ。
2014年1月23日 AM 4:55
9回目に紹介するのは、昨年4月に発足した『榊原温泉ふるさと案内人の会』=堀川忠重会長(69)、会員14名=。
榊原地域は、「久居城下案内人の会」がカバーしていたが、同会の増田晋作さんは、「久居地域は東西に長いので榊原固有のガイド団体が必要」と考え、数年前から館長を務めていた公民館で養成講座を企画するなど、団体設立に向けて尽力していた。
さらに一昨年「榊原温泉郷おもてなし館」が開設したことで、ガイド団体設立の気運が一層高まり、準備会や町内の名所に関する学習を経て発足した。
会員は榊原町在住か同町にゆかりのある人で「榊原は歴史的な宝が埋まっていて、ちょっと掘ってみると色々なものが出てくる」と榊原農民研修所での勉強会などで研鑚を積んでいる。
ガイドのコースは天台宗林性寺~式内射山神社や、榊原温泉周辺など。昨年、榊原小学校の遠足として町内で行われたウォークラリーでは各ポイントでガイドを行い、児童との交流を楽しんだ。現在、史跡のパンフレットを作成中で、今後は主催イベントを行い情報発信することも検討しているそう。
「市内のほかのガイド団体との連携事業も企画中です。今後は地域の各団体とも連携して、榊原へ誘客したい」と堀川さん。
同会への問合せは同おもてなし館℡津252・0017へ。HPはwww.zc.ztv.ne.jp/sakakibaraonsen/
2014年1月16日 AM 4:55