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ふるさと津の案内人!津観光ガイドネット
「津市観光ボランティアガイド・ネットワーク協議会」=西田久光会長、事務局・津市羽所町アスト津2階 津市観光協会内=に所属し、津の歴史・観光案内人として活躍しているボランティアガイド全14団体の魅力を紹介する新コーナー(不定期連載)。
第2回目は津藩祖・藤堂高虎公の顕彰グループ『ときめき高虎会』=村田修代表(77)=を紹介。
同会は平成8年、津の歴史を学ぶ講座を受講した故・鈴木美朗さん、松原秀典さん、村田さんが発起人となり発足した。現在の会員は市内をはじめ松阪市、愛知県、岐阜県などに在住の57名。
〝高虎のことをもっと知りたい、皆さんにも知ってほしい〟という思いで、三重大学教育学部教授の藤田達生さんや、歴史作家の横山高治さんを講師に迎えて講演会を催すほか、夏休みに高山神社で親子対象の歴史教室を開き、紙芝居を披露。毎年好評を得ている。
また、ガイド活動では、津城の石垣の強度向上のため採用された技法「算木積み」など、高虎公の優れた築城技術やその原理を丁寧に説明し、多くの人に伝えている。
会員らは「ガイド活動では、昭和20年の津空襲で歴史的な建造物などが焼失し視覚に訴えるものが少ないのが難点。紙芝居が終わったあと、子供からこちらがたじたじになるような鋭い質問があると、やりがいを感じます」と話している。また村田さんは「今後も津市の活性化と、NHK大河ドラマ『藤堂高虎』を誘致する会と協力して大河の誘致を目指していく」と抱負を語った。
高虎の関ヶ原の戦い 28日・センパレで歴史講演会
「ときめき高虎会」は、28日13時半から津センターパレス2階会議室1で講演会「高虎と関ヶ原の戦い」を開く。
今回の講師は日本近世国家成立史の研究者で、中世から近世への移行過程を、国家や地域社会からトータルに明らかにすることを目指している三重大学教育学部教授の藤田達生さん。著書に『江戸時代の設計者~異能の武将・藤堂高虎』、『日本近世国家成立史の研究』、『本能寺の変の群像中世と近世の相剋』、『謎とき本能寺の変』、『伊勢国司北畠氏の研究』、『小牧・長久手の戦いの構造 戦場論上』、『近世成立期の大規模戦争 戦場論下』などがある。
入場料は会員は無料、一般は300円(高虎公を顕彰し、津市の町おこし活動に充当)。
同会や講演会に関する問い合わせは、村田さん℡059・232・2689へ。
2013年9月19日 AM 4:58
「津市観光ボランティアガイド・ネットワーク協議会」=西田久光会長、事務局・津市羽所町アスト津2階 津市観光協会内=に所属し、津の歴史・観光案内人として活躍しているボランティアガイド全14団体の魅力を紹介する新コーナー(不定期連載)。
第1回目の今回は、津市美里町の『美里ボランティアガイド会』=古川敏市会長(78)=に話を聞いた。 同会は平成20年に発足し現在の会員は50代~80代の14名。美里ふるさと資料館を拠点として史跡案内を行うほか、「五百野皇女」などを題材にした手づくり紙芝居で美里の歴史を幅広い世代に広めている。以前、市立高宮小で披露したところ興味を持った児童達が劇にして上演し、児童の保護者からガイドの依頼を受けるほど好評で、会員は大きなやりがいを感じたそう。
また今年2月から観光案内パンフレット「美里名所めぐり」の編集を手掛け、先月6日に市役所美里総合支所地域振興課から発行された。同会にとって観光パンフの編集は初めてだったこともあり、掲載する名所を絞り込んだり紹介文を決まった字数に収めるのに苦労したが、皆で原稿内容について意見交換することで会が一層活気づいたそう。
コンパクトで持ち歩きやすいA5判、6頁。国指定史跡である長野氏の西の城・中の城・東の城や、明治・昭和・平成の3代トンネルをはじめ町内12の地区ごとの名所や、南長野・北長野・桂畑地区のかんこ踊りが写真と文で紹介されている。
編集作業を中心になって行った川本克也さんは「パンフレットが、美里にこういう名所があると知って興味を持ってもらう手助けになれば」と話した。また同会では新規会員を募集しており、古川さんは「国指定史跡の長野氏城跡などがありながら、町内では地元の歴史に興味を持っていない人が多い。ここで生まれ育った人にも関心を持ってほしい」と呼びかけている。
パンフレットは市役所観光振興課、市役所美里総合支所、市観光協会・美里ふるさと資料館で配布中。同会への問合せは同資料館℡津279・3501へ。
2013年9月12日 AM 4:59