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レッ津クッキング
今回のレシピは干し野菜を使った、箸休めにもぴったりの「ひじき大根」。提供してくれたのは、津市美杉町下之川在住の坂本幸さん(74)。
干し野菜は、保存がきいて便利なうえに、野菜の旨みと栄養が凝縮されていて、身体にも優しい食材。
坂本さんは20年程前から人参や大根など様々な干し野菜を製造し、「美杉むらのわ市場」をはじめ市内のイベントなどで販売。工夫を凝らし丹精込めて作られた商品は、子供から大人まで幅広い世代に人気を得ている。
さらに野草茶の生産を行うほか、自宅で、干し野菜や野草を使った料理教室を開き、料理の様々なアイデアやコツを参加者に伝授している。
坂本さんは、干し野菜づくりのやりがいについて「食べて美味しいと言って頂いたり、切干大根は大根くささがないと言われ、子供さんでもぼりぼりかじってもらっています」と話している。
レシピ
◆材料(8~10人分)
干し野菜(大根・人参・ごぼう・玉ねぎ)約15gずつ
※大根・人参・ごぼうは大根突きで切り、玉ねぎは包丁で刻んでから干す
乾燥ひじき…約20g、ごま油…ごく少量
しょうゆ・みりん…適量
◆作り方
①干し野菜全てと乾燥ひじきを30分程水につけて 戻す。戻し汁はとっておく。
②フライパンにごま油をひき、①の野菜全てと、ひ じきを入れて炒める。戻し汁をひたひたになるま で入れて、しょうゆ・みりんを好みの量入れる。
③汁気がなくなるまで煮て、完成。
2014年6月5日 AM 4:55
多彩な料理のレシピを紹介する新たな不定期連載。
第1回目のレシピは、旬の鯵を使った『鯵のグレープフルーツ和え』。提供してくれたのは、津市美杉町八知の沓沢敬さん(44)。
沓沢さんは福島市出身で音楽大学大学院で声楽を学んだ経験を持つ。当時のアルバイト先での、ある料理人との出会いがきっかけで日本料理の道を志し、栃木県の旅館で約10年間、修業を積んだそう。
その後、栃木県の那須高原でバー&ギャラリーを開き、地元の野菜や、紀伊長島産の魚を使い丹念に作られた見た目も美しい料理で、人気を呼んだ。しかし東日本大震災を機に、惜しまれながら閉店し2011年8月、妻の佐知子さんら家族とともに美杉町に移住。
以来、毎月第2日曜開催の「美杉むらのわ市場」にカレーや紅茶の店で参加するなど、自然体で地域交流を満喫している。
来年、自宅の敷地内に新たな飲食店を開く予定で現在、準備の真っ最中。店の建物はかまどのある古い民家で、趣きを残しつつ修築する。料理と共に周辺の豊かな自然環境も楽しめる、非日常の空間を提供したいという。沓沢さんはオープンに向けて「人との出会いから頂ける食材を軸にした料理や、地元の食材を使うなど色々な構想があります」と話している。
レシピ
◆材料(4人分) 鯵…1尾、グレープフルーツ…1個、塩…適量
◆作り方
①鯵を三枚におろし、強めの塩をして臭みをとり、味をつける。皮を下、 尻尾を右にして頭側に包丁を入れ、包丁の峰で皮をまな板に押し付け ながら尻尾側にスライドさせて、はぎとる。中骨を切り落とし、身を厚さ5~7㎜くらいにカット。
②グレープフルーツを四つ切にしてから皮をむく。皮は器になるので、 安定を良くするために底になる部分をカットする。身はほぐし、汁は とっておく。
③カットした鯵の身をグレープフルーツの汁に漬け込んで〆る。白っぽくなったら引き揚げ、ほぐしたグレープフルーツの身と和えて、②でカットした底部分の皮をのせる。食べる直前に、その皮を捻り、香りづけする。
2014年5月29日 AM 4:55