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随想倶楽部
パソコンを立ち上げてクラウドにサインインする。するとまず何年も前の写真が提示される。ストレージに保存してある写真の中からおすすめ写真が現れるのだ。
懐かしいなと十年前の写真を見る。ついでにあれもこれも見て、こんなことがあった、若かったなあと感じ入る。
クラウドコンピューティングとはインターネットを経由してサービスを提供する仕組み。私はこの原稿をマイクロソフトのクラウドソフトウェアで書いている。思いついた時に、スマホからでも編集できる。便利だ。
クラウドなんて使ってないと言う人もいるけれど、スマホを持つ人のほとんどが使っているだろう。スマホで撮った写真がクラウドのストレージに自動バックアップされる。パソコンからも見られる。スマホをなくしてもクラウドの写真は消えない。雲の上に保存している感じ。便利だ。
Gメールのようなウェブメールもクラウド環境を使っている。パソコンでもスマホでも同じメールアドレスで閲覧送受信ができる。パソコンを立ち上げなくてもメールの確認ができる。便利だ。
一昔前には不可能だったことが、クラウドのおかげでできるようになった。仕事に使うならもっと便利だろう。もしも災害やサイバー攻撃などでインターネットが使えなくなったらどうしよう。そこだけが心配だ。
(舞)
2025年3月12日 PM 3:37
この木なんの木、きになる木(日立の樹のコマーシャル)の歌は楽しいリズムなのでつい口ずさんでしまいます。〝き〟は私にとっては木=気と思っています。〝気〟とは空気、気配、気勢、心の働きです。〝気〟はエネルギー即ち波動です。〝気〟には体力(健康)、心力(心の持ち方)、炎力(決断力)の三つの力が大切です。心を持つと何でも創造できます。それが人生となり運命となります。現代の野球界の大スター大谷翔平さんは高校生の時に人生の設計図を描いて、それに向って進んでいるそうです。
戦国時代から江戸時代へと変えていった徳川家康、立花宗茂(豊後柳川藩の大名)らを始めどの藩の武将にも三つの力は大切なものです。そしてわれら津藩祖藤堂高虎はこの三つの力を持っていました。体力はしっかりと食事をし、健康でいる事です。心身ともに若くありたいと願う心には限界がないです。高虎は幼い頃からよく食べており身長は191㎝、体重は113㎏の体作りをしています。健康でいると明るい心となり、それに伴って自然と笑顔や感謝の気持ち、やる気が出てきます。
心力(心の持ち方、精神力)は相手を大切にし、思いやりの言葉、努力する事です。高虎は戦国の世から戦いのない平和な国になるようにと木下秀長や徳川家康と共に協力し、努力しています。そして江戸時代の260余年間に転封なく伊勢の地の津藩を守ったのは領民の信愛でしょう。今を生きるようにと命の大切さ、人への情け、思いやりの大切さ、人の意見を聞く心の余裕の事や、言葉使いや礼儀を正しく、親孝行せよ、夫婦仲良くあれ等と遺訓にしっかり書かれています。また、炎力(やる気、決断力)は挑む心です。楽しみ、かつ挑む精神を持っている事です。そして次へと繋ぐ気持ちが一杯です。伊賀上野城は高い石垣(30メートル)に天守閣を造り、徳川家康の世になるようにと働いています。彼の心は炎の如く、篤くあります。本当に高虎はすごいなぁ。
さて、この同時代に生きた女性を挙げるとすれば、阿国(かぶき踊りの創始者)です。出雲大社の(鍛冶職中村三右衛門の娘)が大社修理の寄付集めの為に「やや子踊り」「念仏踊り」で諸国を踊り歩きました。当代一流の美人芸人でやがて阿国歌舞伎踊りといわれ、創始者になっています。頭巾をかぶり、男衣装に刀をさし、鉦をたたいての踊念仏です。若衆姿です。当時は芸能も戦国時代で雑芸が多くありましたが、抜きん出た第一人者として阿国が華々しく登場し、拍手喝采で民衆の心をつかみます。
夫の名古屋山三郎(元は蒲生氏郷の小姓。氏郷の死後は浪人となるが、風流の道に詳しい人で、阿国と出会い夫婦となる)は阿国の演出者、指導者で新しい曲を作ります。阿国は華美、優美、滑稽な踊りで人気を集めました。
夫との死別後にも阿国は燃えたぎる心意気と民衆の熱狂的な後押しを受けました。そして越前中納言秀康(結城秀康、徳川家康の子)に褒められ、江戸城中で興行をして日本芸能史上の不滅の名を残しています。
しかし、阿国に対抗した京の「六條」の遊女グループや江戸吉原の遊女達も演ずるようになり風紀が乱れたので寛永六年(1629年)に女歌舞伎は禁止となりました。それ以降は若衆歌舞伎と呼ばれる男優だけになり、現代に繋がっています。歌舞伎はいいなあ。阿国の出現は民衆に楽しさ、明るさの心力と炎力を与えています。
先人たちは生きる知恵、人としての道、心の持ち方を現代の私たちにプレゼントしてくれています。
すべての人が愛、思いやり、決断力を持っています。わたしも頑張って生きようーと‼
(全国歴史研究会 三重歴史研究会 ときめき高虎会及び久居城下町案内人の会会員)
2025年3月12日 PM 3:24
この1年を振り返ると、突発の民間救急搬送案件が多かった。ある日の朝も決まったように夜間搬送の後、1本の電話。北海道の民間救急業者からだった。「突然ですが、新千歳空港から中部国際空港まで航空機でまいりますので、そこから三重県内の病院まで患者さんを連携搬送して欲しい」。
道内外の連携搬送の依頼は珍しいことではない。今回はリハビリテーション治療が目的だが、所要時間もかかるため体に負担なく早く搬送できる航空機が選ばれた。しかし、日程が混んでいて当社もフライトの到着予定に合わせるのはなかなか難しい。連携の便利さとスピードは、患者の大きな命綱にもなる。何度も時間をやりくりし、了解を伝えた。
民間救急での連携とは、車両での長時間の移動が困難な患者を、航空機やヘリコプター、新幹線、フェリーなどの航空、鉄道会社と連携して搬送するサービスのこと。消防庁の基準に基づいて「民間患者等搬送事業者」が、緊急性の低い患者の入退院や通院、転院、社会福祉施設への移動手段を提供する。
当日は、北海道の搬送元から看護師も添乗予定。聞くと、札幌は降雪予報らしい。全国を股にかけるが、天気も様々で予定の乱れが悩みの種。
搬送連携にあたっては重症など状況により、一般車両が入れない空港制限区域内に車両を入れることもある。今回は到着ロビーで待機。空模様を心配したが搭乗便は大きな遅れもなく到着。スタッフと共に来た患者の顔は若干の疲れが見られたが、受け答えもはっきりしている。バトンタッチする旨を伝え、当社の車両に乗車。道中伊勢湾岸の流れ行く景色を見ながら、無事三重県内の目的病院へ搬送できた。
北海道に限らず、県庁所在地や地方の中核都市、農山村地域…各地に対応する民間救急の役割は多々。風光明媚な三重県では観光等を目的に他県からバイクや車などで訪れた際、事故や体調不良で入院となり、その後、転院のために県南部から名古屋や関西方面などへ長時間の搬送となるケースが。運転にも配慮が必要だが、患者の病状などによって他社との連携も考慮に入れなければならない。
民間救急は、搬送元から搬送先まで気を抜けず、安全搬送の責任がかかっている。万一のとき、病院や施設から長距離の場合、車両や航空機などを駆使した搬送が必要になり、行政や医療機関、移送サービスの連携が大切だ。救急車の適正利用を促しつつ、全国に展開する民間救急の役割は大きい。(民間救急はあと福祉タクシー代表)
2024年12月5日 AM 4:55