地域

▼近沢多賀子展─旅の情景─=20~24、三重画廊
 ▼月イチ アルス寄席(出演…笑福亭呂好)=20、ときの風ホール
 ▼桂文我の「古事記」を語る落語会=24、農業屋コミュニティ文化センター

 

三重を刺激する大人のローカル誌「NAGI」
(月兎舎)の秋号の特集は「松尾芭蕉への旅」。
 300余年前、日本文学史上に残る紀行「おくのほそ道」を著した松尾芭蕉(1644~1694)は伊賀上野に生まれ、江戸へ出て俳諧師となり、理想の俳句スタイルを求めて旅に出る。「野ざらし紀行」「笈の小文」を世に出し、蕉風を確立した芭蕉は46歳の時に河合曾良と東北へ旅立つ。誌面では、いかにして俳句と出会い、俳聖として讃えられるに至ったか。名句が詠まれた場所と、そこに込められた意図。生誕380年を前にふるさと伊賀上野、奥の細道の旅路、句碑が残る三重の各所を紹介しながら翁の生涯を振り返るとともに現代人が受け取るべきメッセージを探る。
 また、芭蕉と曾良が333年前に歩いた旅路(日光、平泉、立石寺、出雲崎など2500㎞)を還暦過ぎライダーがバイクでたどる「4泊5日の奥細ツーリング」など読み応えある内容となっている。
 B5判、104頁。税込720円で県内の書店、道の駅、一部スーパーなどで販売。問い合わせは月兎舎☎0596・35・0556へ。

 消費税など間接税の税務協力団体として税の標語募集をはじめ、学校での出前税金教室の実施などを通じて正しい税制の理解普及や、e─Taxの普及推進などに取り組んでいる津間税会=津市南丸之内。森昌哉会長=が8月27日、津駅前のソシアビル1階にあるレストラン「エビイロ」で会員交流会を開き、大いに賑わった。
 同会の会員さんらの親睦を図り、楽しいひと時を過ごしてもらうと同時に、会員以外の人にも来場してもらい同会の活動を知ってもらう事を目的に毎年夏に開かれているもの。
 コロナ禍で3年ぶりの開催となった今回も、同会の直前会長で、現在は相談役になっている川喜田久さん(㈱三重トヨペット会長)によるギターの生演奏とエビイロ特製の料理に舌鼓を打った。 若い頃にプロ奏者として嘱望されたほどの演奏技術を持つ川喜田さんが「パイプライン」など懐かしいベンチャーズナンバーなどをギター演奏で披露したほか、参加者のリクエストに応えで即興で生オケするなど会場を盛り上げた。
 また、フィナーレでは皆で同会のテーマソングであるザ・サベージの「いつまでもいつまでも」と、ザ・ワイルドワンズの「思い出の渚」を皆で歌い、8月の暑い夏を締めくくった。

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