

検索キーワード




社会
8日㈰10時~16時、津市東丸之内で、何気ない路地裏に潜む可能性をクローズアップした斬新なマルシェイベント「東丸之内通信(ヒガマルコミュニケーション)」が開かれる。主催は地元のコーヒーショップ「reimeiCOFFEE」で、地元や全国各地から集まったコーヒーを始めとした店舗、アーティストによるワークショップ、ライブなど、普段はひっそりとした住宅街の一角が心躍る空間に変貌を遂げる。
東丸之内通信を主催するreimeiCOFFEE(津市東丸之内11─12)は昨年10月にオープン。代表である久保吉史さん(48)が掲げる「30年続ける」というコンセプトに基づいた〝地元ファースト〟を第一に店舗を運営している。店舗を長く続けていくためには、地元から愛されることは不可欠だが、立地が東丸之内の奥にある閑静な住宅街の一角にあるため、いたずらに客が増えれば、混雑による弊害や違法駐車などの問題が発生してしまう。そこでこれまでメディアやSNSへの露出を出来る限り避け、周辺の地域住民たちが日常的に訪れ易い温かな店舗の雰囲気を作り上げている。
東丸之内通信も地元への感謝を第一に企画されたもので、普段は目立たない店舗周辺の路地裏に潜む可能性に注目。店舗と繋がりのある県内や全国の取引先や久保さん個人の交友関係からオファーをした店舗やアーティストによる出店、ワークショップ、ライブによるマルシェイベント。
出店する店舗数は24でマンションのヴィラ瓢亭(東丸之内12―4)前の駐車場にテントを設置し、ブースを設置する。出展店舗は県外の人気コーヒーショップである「High-Five Coffee stand」=長野県松本市=、「TABI Coffee Roaster」=奈良県奈良市=、「FUKUSUKE Coffee」=愛知県安城市=を始め、パン・菓子・茶・農作物・陶器(伊賀焼)・雑貨など。マンション前の道路は7時~18時まで歩行者天国になる。人気ステンシルアーティストの守矢守さんらによるワークショップは、reimeiCOFFEE及び東丸之内食堂の店舗内で開催。cafeMAWEの店舗内でスペシャルゲストのKTa☆brasilを始めとしたライブ。近くの公園にもフリースペースが設けられる。
若者の都会への流入が続く中、地方では魅力的な地域づくりが最優先課題となっている。地域住民すら気付かない街角に潜む可能性の可視化を試みる手法は課題の解決策の一つになり得る。
久保さんは「『津のまちには東丸之内がある』と思われるような面白い場所にしたい」と地元への愛情を胸に語る。
来場する場合、イベント用の駐車場はないので周囲の有料駐車場の利用すること。ゴミの持ち帰りにも協力を。
2024年12月12日 PM 3:35
4市1町が持ち回りで開催 2年後の次回開催地は津市
19日・20日、津藩祖・藤堂高虎が築いたといわれる赤木城がある熊野市で、高虎ゆかりの地の人々が集い交流を深める「第13回高虎サミットin今治」が開かれ、約140名が参加。津市からも前葉泰幸市長を始め、顕彰・ガイド団体など大勢が駆け付けた。セレモニーの最後に、河上敢二熊野市長から次回開催地である津市の前葉市長にサミット旗が手渡され、2年後の開催に向け、気勢を上げる場面もあった。
2024年10月24日 AM 11:36
11日・12日・13日の3日間「津まつり」が、津市中心市街地を中心とした全12会場で開催。明日の前夜祭を皮切りに、翌朝の津八幡宮での祭礼から市内各所を郷土芸能の団体が練り歩き、各会場での多彩催しや和船山車「安濃津丸」も参加する大パレード等で盛り上がる。
津まつりの歴史は、寛永9年(1632年)に津藩の2代藩主・藤堂高次が千歳山(津市垂水)にあった津八幡宮を現在の場所(津市八幡町)に移したことで幕を開ける。更に、寛永12年(1635)に藩費を貸し出して祭りを推奨したことが津まつりの起源とされており、かつては津八幡宮の祭礼として、各町が山車や行列で市中を練り歩いたが時代に合わせて少しずつ形を変え、今に受け継がれている。
津まつりといえば、江戸時代より伝わる「唐人踊り」、「しゃご馬」、「八幡獅子舞」や明治期に完成した「入江和歌囃子」、昨年50周年を迎えた「津・高虎太鼓」などの郷土芸能を想像する人も多いはず。更に市内外から多くのチームが参加する「安濃津よさこい」も人気で、年々新しい試みで進化を続けている。これら全国的にも珍しい「伝統と新しさの融合」が特徴といえる。
主な催し…10月11日17時15分~21時15分にはお城西公園の特設ステージで前夜祭を開催。
翌12日7時半~行われる津八幡宮の祭礼の後、郷土芸能団体が山車と共に伊勢街道から市内を練り歩く。お城西公園、津中央郵便局、フェニックス会場など6会場で開催。19時~フェニックス会場で恒例の市民総踊りも行われる。
13日は、お城公園・津新町通り会場・津駅前会場などを加えた12会場で開催。9時に大パレードがスタート。和船山車「安濃津丸」の一日船長にはタレントの稲村亜美(一日船長櫂引き渡し式は裁判所前会場で13時55分頃~。一日船長トークショーは津中央郵便局前で15時頃~)。17時20分~フェニックス会場で津郷土芸能連絡協議会による津・郷土芸能の集い、19時~お城公園で美杉手筒花火、18時~お城西公園会場で安濃津よさこいのファイナルステージ(4面にも情報掲載)。
会場への有料シャトルバスは…津市産業スポーツセンター12日㈯9時~21時半、13日㈰9時~22時。運賃大人230円、小児120円。
各会場図やプログラムが掲載された津まつりガイドブックはアスト津1階の津市観光協会や、津まつり実行委員会事務局(津市役所7階観光振興課)や市内書店にて200円で販売中。当日はお城西案内所とフェニックス案内所で販売。
問い合わせは津まつり実行委員会(津市観光振興課内)☎059・229・3234。当日☎059・225・1366。
ホームページはこちら
2024年10月10日 AM 5:00