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津市海岸町の鈴木海月さん(西橋内中3年)、波輝くん(養正小6年)、渚帆さん(同小4年)きょうだいは、揃って松生卓球道場=同市半田池町・松生幸一道場主=に通い、松生TTCに所属。卓球の数々の大会で好成績を挙げている。
父親の影響で道場に通い始めたという海月さんは、スピード抜群のスマッシュや回転の多いドライブが持ち味。昨年度の全日本卓球選手権大会県予選で優勝。今年度は三重県中学校選手権大会で準優勝した。
また、波輝くんは、しゃがみ込みサーブからのドライブなどの技術や、礼儀にも定評がある。今年度は全日本卓球選手権大会県予選で優勝、全日本ホープスの団体で全国ベスト16となった。
マイペースで伸び伸びと卓球に取り組んでいる渚帆さんは攻撃が得意。今年度の全日本ホープスの団体県予選で2位、三重県卓球選手権大会で3位に輝いた。
海月さんは「入賞するとやりがいを感じる。高校ではインターハイに出場したい」、波輝くんは「仲間やライバルができるのが楽しい。中学生になったらまず全中に出場したい」、渚帆さんは「全日本ホープスの三重県代表になりたい」と抱負を話す。共に厳しい練習に励み技術と精神の両面を鍛えている3人。今後の大会でも活躍が楽しみだ。
2014年9月4日 AM 4:57
津市中央の三重画廊で17日~21日10時~18時(最終日は17時まで)、光風会会員・柳瀬たか子さん(84・同市南新町)による油彩作品の個展が開催される。
柳瀬さんは、昭和26年から10年間、中学・高校の美術教師を務めた。59年から洋画講師として活動し、現在も「やなせ」グループで指導を行なっている。
ここ20年程は、直感的に好きだという青色を基調とした作品を多く制作しており、今展でも、青を使い、棚とそこに並んだ器や、自宅の庭で美しく咲いた月下美人を描いた作品を出品する。そのほか大胆なタッチで丸山千枚田を描いた風景画などもあり、100号の大作から小品まで25点が揃う。
柳瀬さんは「今展にあたって、初めは古い絵を出品しようと思いましたが、まだ描けるのに古い絵では意味がないと、近作にしました。84歳の今の仕事や、精一杯現在を生きて、この年になっても描いているということを見てもらいたい」と話した。
2014年9月4日 AM 4:55
8月15日12時前。矢頭峠を越えて、少し先に当たる一志町波瀬の波瀬城跡のふもと辺りよりスタート。
前回、熱中症でダウンしたM君も、体調万全のようだ。しかし、今日も高温多湿なので、行きのコンビニで、しっかりと水分補給用の飲み物も購入。休憩もこまめにとろう。
それでは出発。県道48号を北向きに進んでいく。冷房の効いた車から降りた直後は自転車に乗るのを思わず躊躇ってしまうほどだがこぎはじめると、そんなことはすぐに忘れてしまう。周囲に広がる田んぼの稲はまだ青いが、たわわに穂を実らせ、収穫の時を待っている。秋はもうすぐそこまで来ているの
だ。
すぐに、波瀬の中でも最も大きな集落に入る。ここに来ると、いつも真っ先に思い出すのが〝恩師〟のこと。自転車で走るコースから、お宅はすぐ近くなので、ふらりと寄らせて頂こうとも思ったが、流石にお盆の忙しい折。ご迷惑をおかけする訳にもいかないので、日を改めるとしよう。
恩師といっても、学校で直接教えを受けたわけでははない。だが、それ以上に先生からは大切なことをたくさん教えて頂いた。
先生は公立小学校の教員を定年退職後、私立幼稚園の園長として活躍。更に近年は、海外の日本語学校で教壇にも上がっている。常に新しい環境に身を置きながら、教育者として全力を注がれてきた方だ。
記者として駆け出しだった頃、取材で幼稚園にお伺いさせて頂いたのをきっかけに公私の悩みなど、時間があれば様々な話を聴いて頂くようになった。今思えば、どれも「若かった」の一言で片づけられる些細な問題ばかり。だが、当時は真剣だった。そんな私を笑うこともなく、先生は家族や友人とはまた違う立場で、いつも真剣に耳を傾けつつ、豊かな人生経験に裏打ちされた的確なアドバイスをして頂いた。
社会で挫折を味わい、苦い想いを抱えたまま、再び飛び立つ勇気の出せない若者も多い。私も先生との出会いが無ければそうなっていたかもしれない。そんな僥倖に恵まれた私は本当に幸せであったと思うし、心から感謝したい。
私事ばかりで余り紙幅を割く訳にはいかないで、そろそろ本題へ戻ろう。二人はこの春に惜しまれつつも140年の歴史に幕を下ろした波瀬小学校へ。近隣の小学校と共に、今は一志西小学校に再編されたためこの校舎で授業は行われていないが、市レスリング協会が一部を活用して子供向けのレスリング教室を開いている。一志町は、女子レスリング五輪3連覇の偉業を成し遂げた吉田沙保里選手の地元。この小学校は一つの役割を終えたが、また新たな役割を担う学び舎として再生した。ここから世界に羽ばたく人たちが育っていく様子を想像するだけで少し胸が熱くなる。(本紙報道部長・麻生純矢)
2014年9月4日 AM 4:55